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ドラえもん 2017年
シーズン13
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『ドラえもん 2017年』のエピソード情報

第825話 地球エレベーター/第826話 かたっぽ探知リード

「地球エレベーター」冬休みのある日。あまりの寒さに家に帰ろうとしたのび太、しずか、ジャイアンの前を、スネ夫の乗った車が通り、これから真夏のブラジルへと旅行に出かけるとじまんして去っていく。しかも翌日の早朝、もうすぐブラジルに着く飛行機の中から、スネ夫が電話をかけてきたため、のび太はくやしくてたまらない。 そこで、スネ夫より先にブラジルに先回りしようと考えるが、タイミング悪く『どこでもドア』は故障中(こしょうちゅう)。そこで、ドラえもんが取り出したのは、地球に穴を通して移動ができる『地球エレベーター』。地球の真ん中を通過するため、なんと片道たったの42分間で反対側のブラジルまで行くことができるという。 さっそく、しずかとジャイアンを誘って、地球エレベーターに乗り込んだのび太たち。ところが、着いたのは海の上。いったん日本に戻って、再度出直すことにするが、今度はのび太がくしゃみをした拍子にボタンを押してしまい、アマゾンの奥地に到着して…!?/「かたっぽ探知リード」いつも靴下や手袋をかたっぽだけなくしてしまうのび太。見かねたドラえもんが取り出したのは『かたっぽ探知リード』。このリードを手元にある方に取り付けると、なくしてしまったもう片方を探し出してくれるのだという。 さっそく手袋にかたっぽ探知リードをつけてみたところ、ピョンピョンと飛び跳ねながら外に出ていく。追いかけていくと、空き地の土管の中にいた犬がもう片方の手袋をくわえていた。どうにか犬から手袋を取り返すことに成功し、よろこぶのび太。 するとそこへ、ジャイアンが靴下を探して欲しいとやってくる。野球の試合の時にはく靴下で、運が落ちないように、一度も洗っていないらしい。強烈(きょうれつ)な悪臭を放つその靴下は、はたして見つかるのか…!? その後もかたっぽ探知リードを使って、みんなのかたっぽを探してあげるのび太とドラえもん。しずかからは、2年前になくしたペアのぬいぐるみの片方を探して欲しいと頼まれるが…!?

第827話 ピーヒョロロープ/第828話 兄弟シール

「ピーヒョロ ロープ」のび太が部屋にいると、外から自分を呼ぶしずかの声が聞こえてきた。バドミントンの羽根がのび太の家の屋根に乗ってしまったため、取ってもらえないかというのだ。 寒くて外に出るのがイヤなのび太に頼まれたドラえもんは、笛とカゴと楽譜(がくふ)がセットになったひみつ道具を取り出す。そして「屋根の羽根を持ってこい」と命じながら、『もってこい』というタイトルの楽譜を探して笛を吹きはじめたところ、カゴから1本のロープがするすると伸びて、屋根の上の羽根をつかんだかと思うと、しずかの手元まで運んでくれたからビックリ! これは『ピーヒョロロープ』というひみつ道具で、楽譜に載っている曲を吹くだけで、ヘビ使いのようにロープを操ることができるという。笛さえ吹けばなんでも代わりにやってくれると知ったのび太は、ロープにおやつを持ってこさせたり、宿題をやらせたりと使いまくる。 その後、『なげなわ』というタイトルの曲を見つけたのび太は、「しずかちゃんをつれてこい」と命じながら笛を吹くが…!?/「兄弟シール」いつもジャイアンにいじめられるのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、貼るだけで兄弟になれるという『兄弟シール』を取り出す。のび太は、「ジャイアンの弟になったら、兄弟げんかでやられてしまうのでは…」といやがるが、ドラえもんは気にせず、のび太に弟のシールを貼ると、ジャイアンを探しに行ってしまった。 困ったのび太がドラえもんを探していると、スネ夫がキャッチボールをしようとさそってきた。のび太は断るが、スネ夫が投げてきたボールを投げ返したところ、スネ夫に当たってしまい、追いかけられてしまう。 すると、ちょうどそこにジャイアンが現れ、「オレの愛する弟に何をする!」とスネ夫をなぐって追い返したからビックリ! その背中には兄シールが貼られていた…。 その後ものび太を連れて、みんなに「オレの弟だ」と紹介して回るジャイアン。さらに、みんなから取り上げたおもちゃやマンガ、お菓子などをわけてもらい、ジャイアンと楽しい時間を過ごすのび太だったが…!?

第829話 ターザンパンツ/第830話 追跡!トレーサーバッジ

「ターザンパンツ」はげしく吠(ほ)える近所の犬が怖くてたまらないのび太。今日も大きな声で吠えられ、おどろいて逃げようとしたところ、足がもつれて転んでしまった…。 そんなみじめな姿を見かねたドラえもんは、「キミはもっと動物になれたほうがいい」と言うと、『ターザンパンツ』を取り出す。このパンツをはくと、動物たちと話すことができ、なかよくなれるというのだ。さらに、飛びつくだけでどこにでも行くことができる『ターザンロープ』も出してくれる。 さっそくターザンパンツに着替えて、外に出るのび太。ターザンロープに飛び乗って、屋根から屋根へと移動し、「アーアアー!」と叫んで犬たちを集めようとするが、呼び方をまちがえたらしく、カラスが集まってきてしまう…。 呼び方によって集まる動物が違うため、ドラえもんに教わった通りに声を出してみるものの、集まってくるのは猫やネズミ…。その後、ようやく犬を集めることに成功するが、なんと1頭のライオンがのび太の目の前に現れて…!?/「追跡!トレーサーバッジ」野球チームのマネージャーをしているのび太は、となり町のチームから試合の申込みがあったことを伝えに行くが、なぜかみんな留守…。ようやく見つけたジャイアンによると、先生から学校の成績が下がったため、家で勉強させるようにとママたちに連絡があったらしく、かくれているというのだ。 寒い中歩き回って疲れたのび太は、もうこんな苦労はしたくないとなげく。それを聞いたドラえもんは『トレーサーバッジ』を取り出すと、みんなに配るようにと言う。いろいろな形のバッジがあり、ドラえもんによると、バッジはトレーサーになっており、手元のタブレットのレーダー地図で、誰がどこにいるかがすぐにわかるのだという。さっそく、みんなに配った後、それぞれのいる位置をタブレットで確認してみるのび太。 その後、安雄を探す彼のママに会ったのび太は、安雄の居場所を確認して教えてあげる。続いて、ジャイアンやスネ夫のママからも居場所を聞かれたのび太は、彼らのいる場所も教えるが…!?

第831話 一寸のび太の鬼たいじ/第832話 お医者さんカバン

「一寸のび太の鬼たいじ」のび太が学校から帰ってくると、ドラえもんがひみつ道具を部屋中に広げて整理をしていた。のび太は、その中にある絵本の形をした『おはなしバッジ』に目をとめる。中にはバッジが入っており、それを身につけると、絵本のタイトルと同様のできごとが起こるらしい。 ためしにのび太が『おむすびころりん』のバッジをつけてみたところ、ママが大きなおむすびを持って来たからビックリ! しかも、おむすびと共に、たまたまそこにあった『通りぬけフープ』で床を通りぬけたのび太は、居間にいたパパの友人・根津(ねづ)さんのもとに落下。根津さんはなんとあだ名が“ネズミさん”だった! のび太は、根津さんからおこづかいをもらって大よろこび! 調子に乗ったのび太は、続いて『一寸法師(いっすんぼうし)』のバッジをつける。すると、ドラえもんが落としてしまった『スモールライト』の光が当たり、一寸法師のように小さくなってしまう。さらに、窓から部屋の外へと飛ばされ、小さな女の子に拾われたのび太はおわんに入れられ…!?/「お医者さんカバン」風邪をひいたというしずかに約束を断られてしまい、自分も体調が悪いと言い出すのび太。あまりにも大げさにさわぐのび太にあきれたドラえもんは、『お医者さんカバン』を取り出す。ドラえもんによると、おもちゃのひみつ道具だが、かんたんな病気なら治せるのだという。 おなかが苦しいというのび太のおなかに聴診器(ちょうしんき)を当てたところ、病気ではなく、食べすぎと昼寝のしすぎが原因だと診断されてしまう。そして、お医者さんカバンから飛び出た薬を飲んだところ、あっという間に治ったからビックリ! お医者さんカバンでしずかの風邪を治してあげようと思い立ったのび太は、しずかの家へと向かう。途中でスネ夫と会い、風邪気味だから治して欲しいとたのまれるが、しずかの後でと断るのび太。ところが、しずかにはもう治ったから大丈夫と言われ、しかたなくスネ夫の風邪を治してあげることに。すると、スネ夫から話を聞いたジャイアンも、胸やけを治して欲しいとやってきて…!?

第833話 ココロチョコ/第834話 独立!のび太国

「ココロチョコ」ジャイアンの自分勝手な言動や乱暴(らんぼう)な態度に嫌気がさしたのび太たちは、スネ夫の提案(ていあん)で、「これからはジャイアンを相手にしない!」「みんなでジャイアンをこらしめよう!」ともり上がる。 ところが、いざジャイアンを目の前にした安雄とはる夫は、結局ジャイアンの言いなりになってしまい、スネ夫にいたっては、のび太がジャイアンを仲間外れにしようと言っているとうそをつき、ただひとり約束を守ったのび太だけが、怒ったジャイアンになぐられてしまう…。 のび太から話を聞いたドラえもんは、ハート型のチョコレート『ココロチョコ』を取り出すと、みんなと分けて食べるようにとアドバイス。このチョコは、最初に食べた人が思ったこと、考えたことが、食べた人全員の心の中にもわいてきて、みんなの心がひとつになるというのだ。さっそくスネ夫たちにココロチョコを配ったのび太は、「もうジャイアンの好きにはさせない!」と決意するが…!?/「独立!のび太国」出木杉のペンフレンドが外国から遊びに来ると聞き、クラスの女の子たちは大よろこび。その様子を見たのび太は、自分も外国人になってしずかたちからちやほやされたいと言い出す。 それを聞いたドラえもんは笑い出すが、自分の国を作ることができる『おこのみ建国用品いろいろ』を出してくれる。まずは国旗を立てて建国を宣言するため、国旗を作ることに。のび太は白い旗に「の」の字を描き、「のび太国」の建国を宣言する。 続いて、部屋の中に国境ゲートを設置し、国境マーカーで線を引くと、ドラえもんはのび太にのび太国のパスポートを渡す。このパスポートを持って外に出れば、のび太はりっぱな外国人だというのだ。 不安な表情で空き地に向かったのび太は、みんなにパスポートを見せて外国人になったと説明するが、反応のうすさにガッカリしてしまう。しかし、「外国人ならもう学校に行ったり、宿題をしなくてもいいわけだ」とスネ夫に言われたのび太は、よろこんで家に戻るが…!?

第835話 スリルブーメラン/第836話 大予言・地球の滅びる日

「スリルブーメラン」のび太がインスタントラーメンを食べようとしていると、外から「学校の裏山へ急いで!」というスネ夫の声が聞こえてくる。急いで行ってみたところ、ジャイアンが“一本杉”のてっぺんにしがみついていた。これまで誰も登ったことのない木を征服(せいふく)したとじまんするジャイアンに、のび太はつい「こんなことだったの?」と本音をもらしてしまう。 それを聞いたジャイアンに「お前も登ってみろ!」と言われたのび太は、ラーメンが作りかけだからと言い訳をして帰宅し、未来から帰ってきたドラえもんに泣きつく。そこでドラえもんが取り出したのは、一瞬(いっしゅん)のスリルを味わうためのひみつ道具『スリルブーメラン』。行きたい場所とその場所にいる時間をセットすると、その時間内に行って帰ってくることができるため、手軽に冒険気分を味わえるというのだ。 のび太はさっそく目的地を一本杉のてっぺんにし、時間を30秒にセットして、ジャイアンを見返そうとするが…!?/「大予言・地球の滅びる日」どんよりとした雲が広がるうす暗いある日、ドラえもんはミイちゃんとデートに出かけて行く。一方、残されたのび太は、部屋の中においてある分厚い本に気づき、中をめくってみるが、中に書いてあるのはわけのわからないことばかり…。 気になったのび太は、その本をジャイアンやスネ夫、しずかにも見せることに。すると、スネ夫がよく似た本を読んだ気がすると言い出す。しかも、それはとってもこわい内容だったという。 その後、帰宅したのび太のもとにスネ夫があわててやってきた。その本は“予言書”だというのだ。ためしに、書いてあることと今年のニュースを照らし合わせてみたところ、なんとハイジャック事件やバス事故を言い当てており、彗星(すいせい)の落下によって地球が今日で終わると解釈(かいしゃく)したのび太とスネ夫はふるえあがる。 しかも、タイムマシンで未来に逃げようとしたところ、タイムマシンがなくなっていた! スネ夫から予言書を先に読んだドラえもんが逃げたんだと言われたのび太は…!?

第837話 雪と恐竜/第838話 拝啓、虹谷ユメ子さん

「雪と恐竜」寒いある日。恐竜がいたころの地球は暖かかったらしいと聞いたのび太は、その時代に行きたいと言い出す。ちょうど、スネ夫の家で恐竜映画を見たスネ夫とジャイアンたちも恐竜を見に行きたいと話していて、『タイムマシン』で白亜紀(はくあき)に行くことを思いつく。 のび太たちはさっそくドラえもんに頼み込むことにするが、みんなが行きたい場所がバラバラで、困ったドラえもんは、目的地をてきとうに選ぶことに。その結果、みんなが乗ったタイムマシンが到着したのは、白亜紀のアラスカ。なんと、一面の雪景色だった…。 あまりの寒さに、ドラえもんが出してくれた『あべこべクリーム』を体にぬっていると、なんと雪の中をさまざまな恐竜たちが走るのが見えた! そんな中、群れからはぐれてしまったらしい小さな子どもの恐竜と出会ったのび太たちは、その恐竜の世話をやきながら、『たずね人ステッキ』で親恐竜を探し始めるが…!?/「拝啓、虹谷ユメ子さん」しずかの部屋で勉強をするしずかと出木杉の姿にヤキモチをやくのび太。未来が変わった時のことを考えたほうがいいのかもしれない…と考えていると、ちょうど目の前にあった雑誌に、文通コーナーがのっていた。何かを思いついたのび太は、その雑誌をしずかに貸してもらうことに。 帰宅したのび太は、新しいガールフレンドを作ろうと、文通コーナーにのっている中から、花と小鳥とケーキとマンガが好きだという女の子・虹谷ユメ子さんを選び、ドラえもんに手紙が上手に書ける『もはん手紙ペン』を借りて、女の子のふりをして手紙を書く。 返事が待ちきれないのび太は、実際のポストではなく、ドラえもんに出してもらった『返事先取りポスト』に手紙を投函(とうかん)。すると、とてもきれいな字の返事が届いた。その後も、ユメ子との文通を楽しむのび太。ところが、ユメ子から写真を送って欲しいという手紙が来てしまい、困ったのび太は…!?

第839話 迷子のパオパオ

裏山でジャイアンたちとキャッチボールをしていたのび太は、ゴミ箱の中に大きなピンク色のボールのようなものを見つけ、引っ張り出してみる。ジャイアンに呼ばれ、その場を後にしたのび太だったが、帰り道になんとそのボールが後をついてきた…! ドラえもんがボールに聴診器(ちょうしんき)を当ててみたところ、心音のようなものが聞こえた後に、突然ボールが割れて、翼(つばさ)のような大きな耳と、長い鼻を持つ、ゾウに似た生き物になったからビックリ! 人なつこく甘えてくるその動物を気に入ったのび太は、鳴き声から“パオパオ”と名づけることに。 ママにも飼うことをゆるしてもらい、パオパオと一緒に過ごしはじめたのび太。パオパオの大好物であるバナナを育てようと、ドラえもんのひみつ道具を使って、裏山にバナナ畑まで作り上げる。 そんな中、テレビで宇宙の映像を見たパオパオが何かを言いたそうに訴えてきた。頭の中の考えを映し出すことができる『イメージ灯』を使ったところ、パオパオは地球とは別の惑星で暮らしていたことがわかる。ドラえもんは故郷に帰してあげようと提案するが、パオパオと離れたくないのび太はいやがって…!?

第840話 ドラドラポンポコ大捜査/第841話 動物型にげだし錠/第842話 食べて歌ってバイオ花見

「ドラドラポンポコ大捜査」最近、夜になるとスネ夫の家の庭にタヌキが現れ、チルチルのエサを狙っていると聞いたジャイアンは、みんなでスネ夫の家に集まろうと言い出す。その夜、のび太とドラえもんがスネ夫の家に行ったところ、ジャイアンとスネ夫がタヌキをつかまえようと計画していた。それを見たドラえもんは反対するが、二人はちょうど現れたタヌキを追いかけ回す。 ところが、タヌキが逃げたはずみで、ドラえもんが罠(わな)に引っかかってしまった。なんとか抜け出したドラえもんの前に、さきほどのタヌキがやってくる。ドラえもんに向かって鳴いているが、何を言っているかわからない。そこで、『動物語ヘッドホン』をつけてみたところ、「身代わりになってくれてありがとう、アニキ!」と話し出した。 話を聞いてみると、はぐれてしまった妹を探しているのだという。そこで、ドラえもんは『たずね人ステッキ』を使って、妹探しに協力してあげることにするが…!?/「動物型にげだし錠」のび太たちが空き地で遊んでいると、機嫌の悪いジャイアンがやってくる。近寄るとろくなことがないと、みんな遊ぶのをやめて家に帰ってしまう…。のび太の話を聞いたドラえもんは、『動物がたにげだしじょう』を取り出す。これを飲むと、書いてある動物がピンチの時に敵から逃げる能力と同じ動きをするのだという。 ためしに一粒飲むドラえもん。何の動物を飲んだのか知りたいのび太は、ピンチの時にならないと、どんな動きをするのかわからないと聞き、ネズミの人形をドラえもんに見せる。すると、ドラえもんはまるで死んだように動かなくなってしまった! のび太があわてていると、ドラえもんが突然上半身を起こす。ドラえもんが飲んだのは、襲(おそ)われそうになると死んだふりをするポッサムだったのだ。 さっそくのび太は動物がたにげだしじょうを一粒飲んで、ジャイアンの元へと向かうが…!?/「食べて歌ってバイオ花見」お花見できなかったことを悔やむのび太。桜の花に囲まれて、ごちそうを食べたり、歌ったりしたいというのび太のために、ドラえもんは『バイオ植木カン』を取り出す。ドラえもんによると、植物の一部をこのカンの中に入れるだけで、その植物が生えてくるというのだ。大きさもダイヤルで調節できるらしい。 まずは落ちていた桜の葉をバイオ植木カンに入れると、すぐに桜の木が生えてきた。季節ボタンを春にしたところ、花が満開になったため、のび太は大よろこび。さらに桜の木を増やしてみるが、台所に行ってもごちそうが見当たらず、ガッカリ…。するとドラえもんが何とかすると言ってくれる。 のび太がしずかをお花見に誘って戻ってくると、なんと部屋中にいろいろなフルーツや野菜があふれていたからビックリ! 世界中から集めたフルーツや野菜の一部をバイオ植木カンに入れたのだという。さっそくのび太たちはお花見を楽しむが…!?

第843話 ようこそ!ハリボテの城へ/第844話 おばけ口目の怪事件

「ようこそ!ハリボテの城へ」ホテルとして泊まることができる海外の古城に行ってみたいというしずか。その願いを聞いたのび太は、「ぼくが連れて行ってあげる。ドラえもんに頼めばなんとかなるから」と勝手に約束してしまう。 帰宅したのび太がドラえもんに頼んでいると、先生からママに電話が入る。どうやらママとのび太に話があるらしい。これから来ると聞いたのび太は、先生を探しに行き、「ママは急用で出かけた」とウソをつくが、先生には通用しない…。その様子を見たドラえもんは仕方なく、映画撮影のためのセットを作るひみつ道具『セットメーカー』を取り出す。 ドラえもんが、野比家を思い浮かべながらセットメーカーのボタンを押したところ、なんと空き地に野比家そっくりの家が現れたからビックリ! しかしそれは、ベニヤ板でできた“ハリボテ”のセットだった。のび太とドラえもんは、そのハリボテの家に先生を連れていくが…!? その後、のび太は裏山に古城のセットを建てることを思いついて…!?/「おばけ口目の怪事件」ある夜、スネ夫の部屋のマンガ本がベトベトに汚されるという怪事件が起きた。すると、その話を聞いたジャイアンも、自分の部屋で食べようと思った団子が誰かに食べられてしまったと告白。どちらも窓が少しだけ開いていたというが、ジャイアンの部屋は2階。スネ夫とジャイアンは、ドラえもんがひみつ道具を出して何かしたのでは…とうたがう。 心当たりのないドラえもんは必死に否定するが、謎は深まるばかり…。ところが、のび太は、「ジャイアンとスネ夫にバチが当たったんだ」と言い切る。 その後、帰宅したのび太は、ママから宿題が終わるまで一歩も家を出ないよう、きつく言われてしまう。さらに、ドラえもんに見張りを頼むママ。困ったのび太は、外でどら焼きが待っているとドラえもんにウソをつく。すぐにウソに気づいたドラえもんが部屋に戻って来ると、なんとのび太がスラスラと宿題をやっていた。しかも答えが全部合っていたため、ドラえもんはのび太を怪しむが…!?

第845話 見えなくなる目ぐすり/第846話 目は口ほどに物を食べ

「見えなくなる目ぐすり」ジャイアンに電話をかけ、貸していたマンガ本を返してほしいと頼むのび太。ところが、ジャイアンはもう少しで読み終わるところだからと断られてしまう。実はそのマンガ本の最後のページにジャイアンを怒らせるような落書きをしていたのび太は、大あわて…。 のび太は考えた末、ジャイアンがそのページを見る前に、姿を消して家に忍び込み、本を取り返そうと決意。以前、ドラえもんから借りたことのある『見えなくなる目ぐすり』をまた貸してほしいとお願いする。ドラミとの約束があって急いでいたドラえもんは、深く考えることなく、目薬をのび太に貸す…。 さっそく目薬をさしたのび太は出かけようとするが、ママの姿はどこにもなく、外に出てもなぜか人がいない。しかも公園では無人のブランコがゆれ、シーソーがひとりでに上がったり下がったりするふしぎな光景が広がっていた…。 実は、ドラえもんが出した目薬は、自分の姿が消えるのではなく、ほかの人が見えなくなる目薬で…!?/「目は口ほどに物を食べ」フランス料理を食べたことをじまんするスネ夫を見かけたのび太は、いつものことにうんざり。そんなのび太が帰宅すると、ドラえもんがどら焼きの写真を見ながら「おいしかった」とつぶやいていた。 ドラえもんに言われるまま、のび太もそのどら焼きの写真をじっとながめてみると、なんと口の中にどら焼きのあまい味が広がり、本当に食べているような気がしたからビックリ。ドラえもんによると、食べ物の絵や写真にかければ、目で見ただけで食事ができる『食品視覚化ガス』をかけたのだという。 さっそくのび太が、おいしそうな写真や絵を探そうとすると、ママが部屋に入ってきて「今夜はおいしいフランス料理を作るから期待してちょうだい」と言って、またすぐに出て行ってしまう。スネ夫のママに、フランス料理を習っていることをじまんされたママは、自分だってフランス料理くらい作れる!と張り切り出したのだ。パパにも早く帰って来るよう電話し、買い物に出かけるママだったが…!?

第847話 火星ピクニック/第848話 テレパしい

「火星ピクニック」火星人がいると信じているのび太は、「絶対にいない!」というスネ夫と言い合いになる。その様子を見ていたドラえもんは、実際に火星に行って確かめてみようと言い出し、未来の子どもたちが宇宙に遊びに出かけるときに使う『宇宙ピクニックセット』を取り出す。 まずその中にあった小さなロケットを空き地にセットしたところ、みるみるうちに大きくなったからビックリ。ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人は、さっそくロケットに乗り込み、火星へと向かう。 ロケットの中で、『絵本とりもち』を使って図鑑(ずかん)にのっていた宇宙食を楽しんだのび太たちは、しばらくして火星に到着。どんな環境(かんきょう)でも生活できる『テキオー灯』を浴びて、地表に降り立つ。 『惑星探検カー』に乗り込み、火星探検をはじめるのび太たち。途中で探検カーを降りると、『宇宙バーベキューセット』を使い、火星でのバーベキューを楽しむが…!?/「テレパしい」自分が何をして欲しいか、寝ているだけでもわかってもらえる道具はないかと言い出すのび太。あきれるドラえもんだったが、しゃべらなくても心を通わせることのできるひみつ道具を取り出す。それは『テレパしい』という椎(しい)の木の実で、これを食べると頭の中で思っただけで、それが相手に通じるのだという。 さっそく、テレパしいを食べるのび太。すると、ドラえもんがのび太の思っていることを当ててみせた。さらに、ママの顔をじっと見たところ、ママものび太が頭に思い浮かべたことを、まるで聞いたような反応を見せる。それを見たのび太は、これなら口に出して言いにくいことも平気で言えるとよろこんで出かけていく。 まずは、しずかの家の前で、しずかのことを考えてみたところ、テレパしいを感じ取ったしずかが窓を開け、外に出てきてくれる。ところが、思ったことが何でも伝わってしまうため、よけいなことまで伝わってしまい…!?

第849話 ママをつかまえろ/第850話 四次元くずかご

「ママをつかまえろ!」母の日、のび太がママに欲しいものや、やりたいことはないかと聞いてみたところ、ママは「子どもの頃に戻って、思い切り遊びたい」と答える。それを聞いたドラえもんは、ひみつ道具の『トッカエバー』を取り出すと、のび太とママの体を入れ替える。 ママの姿になったのび太から、「家のことはボクに任せて」と笑顔で送り出されたママが、のび太の姿で家を出たところ、しずかたちに「一緒に遊ばない?」と声をかけられる。25年ぶりに小学生になったママは、バレーボールを楽しむことに。続いて、野球の試合にも参加。大事な場面で、ママの出番になるが…!? 一方、ママの姿になったのび太は、そうじやせんたくなど、ママの代わりに家のことをやろうとするが、失敗ばかりで疲れ切ってしまう。そんな中、窓から入り込んできたネコ・クロとママ姿の、のび太が入れ替わってしまったから大変。なんとのび太がクロの姿に、クロがママの姿になってしまった! しかも、ママの姿のままクロが外に飛び出して行き…!?/「四次元くずかご」高井山のつつじがきれいに咲いているらしいと出木杉から聞いたのび太は、いまから行こうとしずかを誘う。高井山までは遠いため、ドラえもんに何かひみつ道具を借りようと考えるが、あいにくドラえもんは留守。そこで、スペアポケットから勝手にひみつ道具を借りることを思いつく。 ところが、押し入れからスペアポケットは見つからず、その代わりゴミ箱のようなものを見つける。とりあえず中に手を入れてみると、タケコプターをはじめ、ひみつ道具がいろいろと出てきた。 ちょうどそこに帰ってきたドラえもんは、のび太を見ると怒り出す。のび太がいじっていたのは『四次元くずかご』で、こわれたり使えなくなった道具を捨てるくずかごなのだという。ところが、ドラえもんにスペアポケットを貸してもらえなかったのび太は、勝手に四次元くずかごを持ち出し、しずかの家へと向かう。 留守番を頼まれたから行けないとしずかに断られたのび太は、くずかごの中に入っていた『分身ハンマー』を使ってみるが…!?

第851話 自信ヘルメット/第852話 ガッコー仮面は誰でしょう?

「自信ヘルメット」テストで0点の連続記録を更新してしまったのび太は、学校のみんなが自分のことを笑っているように思えて、落ち込んでしまう。 それを聞いたドラえもんは「もっと自信を持てば、なんでもうまくいくよ」とのび太をはげまし、『自信ヘルメット』を取り出す。このヘルメットをかぶると、人の話すことが自分に都合よく聞こえるようになり、世界は自分のためにあるような気分になるというのだ。 さっそくのび太にヘルメットをかぶせ、ダイヤルを“強”にセットしたところ、いきなり自信満々で前向きな性格に変わり、「勉強なんてやる気になれば簡単だ」と言ってあっという間に宿題を終わらせてしまう。 その後、遊びに出かけたのび太は、みんなに笑われても「ボクって人気あるんだなぁ」と前向きな発言をし、ジャイアンとスネ夫をおどろかせる。さらに、そこを通りかかった先生にも、「ボクが100点を取っちゃわないように、むずかしい問題を作ってくださいよ」と言い出して…!?/「ガッコー仮面は誰でしょう?」まったく成績が良くならないのび太を心配したパパとママは、家庭教師をつけた方がいいのでは…と相談を始める。それを聞いたのび太は、家庭教師にはお金がかかると反論。ママたちがあきらめようとしたその時、仮面をかぶった「ガッコー仮面」と名乗る人物が現れ、自分が無料で家庭教師を引き受けると言い出す。 のび太の勉強嫌いを直すためにやってきたのだというガッコー仮面の話を聞いたパパとママは大よろこび! のび太がいやがるのも聞かず、ガッコー仮面に家庭教師をお願いしてしまう。 さっそく部屋に入ると、山のような問題集を机の上に置き、今日中に終わらせるようにと言い出すガッコー仮面。ちょうど帰ってきたドラえもんに助けを求めるのび太だったが、ガッコー仮面の話を聞いたドラえもんも、よろこんでのび太をお願いすると言い出したからガッカリ…。 ところが、どんどんきびしくなるガッコー仮面に、ドラえもんも困惑(こんわく)。はたして、ガッコー仮面の正体は誰なのか…!?

第853話 のび太とアリの女王

宿題もしないで、ぼーっとしているのび太を見たドラえもんは、「アリとキリギリス」の話を始める。ところが、のび太はドラえもんの話をまったく聞かず、部屋の中に迷い込んだ一匹の羽アリを見ていた。 ドラえもんによると、それは女王になるアリで、これから巣を作るのだという。そこで、のび太とドラえもんはそのアリを庭へ運び、これから何をするのか、『うつしっぱなしミラー』で観察することに。ボタンを押しながら、このミラーで何かを映すと、その後もずっとその映したものを映し続けるのだ。 翌日、うつしっぱなしミラーで女王アリの様子を確かめたところ、すでにたくさんの卵を産んでいたからビックリ! それ以来、すっかりアリの巣の観察に夢中になるのび太。 毎日寝転がってアリの巣を観察しているのび太を見かねたドラえもんは、しずか、ジャイアン、スネ夫、出木杉の手を借りようと声をかけるが、みんなもアリの巣に夢中になってしまう…。 そんな時、アリたちが自分の身体よりも大きい幼虫を巣の中に運び入れるのを見たのび太たちは、幼虫がアリたちに食べられてしまうことを心配。スモールライトで小さくなり、アリの巣に入り込むが…!?

第854話 わすれとんかち/第855話 アヤカリンで幸運を

「わすれとんかち」スネ夫の家にみんなと集まり、ゲームをしていたのび太とドラえもん。すると玄関からスネ夫のママの叫び声が聞こえてくる。その直後、見たこともないおじさんが部屋に入ってきた。そのおじさんはいままでのことをすっかり忘れてしまったらしく、一軒一軒家を回って、手がかりを探しているのだという。 スネ夫とスネ夫のママはそのおじさんを追い出してしまうが、帰りにまたそのおじさんを見かけたのび太とドラえもんは、お腹が空いているというおじさんを気の毒に思い、家に連れて帰ってご飯を食べさせてあげることに。 ご飯をたっぷり食べた後、何か思い出せないかとたずねるが、何も思い出せないおじさん。そこで、ドラえもんは『わすれとんかち』を取り出す。これで頭を叩くと、忘れてしまった記憶がよみがえり、その思い出したことを目から映し出すというのだ。 さっそくおじさんの頭を叩いてみたところ、なんと東京タワーから落ちていく映像が映った! さらには、おじさんが大金を数えている映像もあり…!?/「アヤカリンで幸運を」今日も先生に叱られ、犬に追われてドブに落ち、さらにお金まで落として帰ってきたのび太に同情したドラえもんは、『アヤカリン』を取り出す。このアヤカリンを飲んで、何かいいことがあった人に触れると、その幸運をわけてもらうことができるらしい。 さっそくいいことがあった人を探しに行くと、道でうれしそうに腕時計を見ている同級生を発見。声をかけたところ、スイスのおみやげにパパから高級時計をもらったのだという。すぐにアヤカリンを一粒飲み、その同級生をタッチするのび太。これで自分も時計をもらえるとよろこびながら帰宅したところ、五郎さんが遊びに来ていた。ところが、五郎さんのおみやげは、時計は時計でも“砂時計”だった…! ドラえもんによると、いいことがあったとしても、時間が経つほどアヤカリンの効き目は薄れてしまうのだという。再びいいことがあった人を探しに行ったのび太は、はる夫からダイヤの指輪を見つけたという話を聞いて…!?

第856話 ウラオモテックス/第857話 スランプ!ジャイアン愛の新曲

「ウラオモテックス」誰にでも調子のいいことばかり言っているスネ夫と比べられ、ママに怒られたり、ジャイアンに殴られたり、しずかに注意されたり、しまいには花ドロボウにまちがえられたりと、さんざんな目に合うのび太。 そんなのび太に泣きつかれたドラえもんは、『ウラオモテックス』を取り出す。これを体に貼ると、裏でコソコソやっていたことや心の中で思っていることを、大っぴらにやってしまうというのだ。 さっそくスネ夫の背中にウラオモテックスを貼ったところ、突然みんなに暴言(ぼうげん)を吐き始める。スネ夫の本音が次々と明らかになり、みんなもスネ夫の正体がわかったと、よろこぶのび太。 ところが、のび太たちが目を離したすきに、パパがウラオモテックスをお尻に貼りつけたまま仕事に行ってしまったから大変! のび太たちはあわててパパを追いかけるが…!?/「スランプ!ジャイアン愛の新曲」路上で歌うミュージシャンが、58年もロックスターを目指していると聞いたジャイアンは大感動。そのミュージシャンの「歌に必要なのは愛だ!」という言葉に影響(えいきょう)を受け、久しぶりにリサイタルを開くと言い出す…。 2日後のジャイアンの誕生日に新曲を発表すると張り切るジャイアン。そこで、のび太たちは、新曲ができなければリサイタルは中止になるかもしれないと考え、新曲作りをじゃますることに。マンガや最新ゲームをプレゼントしたり、ドラえもんのひみつ道具を使ったりしてみるが…!? そんな中、ジャイアンがのび太とドラえもんを訪ねてくる。どんなに考えても新曲が作れないと悩むジャイアンに、ドラえもんは使いたい歌詞のフレーズを入れるだけで、自動的に曲を作ってくれる『ヒットソングコング』を貸すことに。しかも、この道具にはボイストレーニング機能もついているらしい。 よろこんでヒットソングコングを借りていくジャイアンだったが…!?

第858話 暴走ランナーパパ/第859話 カルガモエッグ

「暴走ランナーパパ」健康のために毎朝ランニングをすると言って、トレーニングパンツや運動靴まで買ったのに、3回走ったところでやめてしまったパパ。どうやら面倒くさくなってしまったらしく、ママと言い争いになってしまう。 「健康のためにパパにはランニングは続けてほしいな」というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、『ムリヤリトレパン』を取り出す。これをはくと、走る気が無くても走らずにはいられなくなるらしい。 「ぜったいに走らない」と意地になっていたパパだったが、ムリヤリトレパンをはいたとたん、ママにへそくりが見つかってしまい、逃げ出すハメに…。その上、外に出たところで、犬のしっぽを踏んでしまって追いかけられ、さらに走り続けることになって…!? 一方、ドラえもんはゴロゴロしているのび太にもムリヤリトレパンをはかせようとするが、のび太のひと言でつい自分がはいてしまい…!?/「カルガモエッグ」テストの日にふで箱を忘れ、先生にしかられてしまうのび太。どうしたら忘れ物をしなくなるだろう…と考えながら帰宅すると、ドラえもんもちょうど買い物から帰ってくる。しかもドラえもんの後ろを、なんと野菜や洗剤などドラえもんが買った物たちがついてきた! ドラえもんによると、ひみつ道具の『カルガモエッグ』を使ったのだという。これを使うと、生き物ではない無生物たちも、がるがもの赤ちゃんのように最初に見た人を親だと思って、後ろをずっとついてくるようになるというのだ。 それを聞いたのび太は、教科書やノート、ふで箱など学校に持って行かなくてはいけない物に、カルガモエッグを使うことを思いつく。 翌日、のび太は手ぶらで学校へ。教科書たちはのび太の後をついていくが、途中で犬にかみつかれそうになったり、水たまりに落ちたりと大さわぎ。どうにか無事学校へとたどり着くが…!?

第860話 百年後のフロク/第861話 トゲトローズはご機嫌ななめ

「百年後のフロク」ゴロゴロコミックを読み終わったのび太は、未来のゴロゴロコミックを読んでみたいと思いつき、ドラえもんにセワシのゴロゴロコミックを借りてきてもらうことに。ところがセワシは留守だったため、ドラえもんはだまって借りてきてしまう。 未来のゴロゴロコミックとそのフロクは手のひらにのるほど小さく、のび太はガッカリ…。しかし、ドラえもんに言われるがまま表紙を開くと、部屋いっぱいに紙面が広がったからビックリ! しかも、絵が動き、音も出る仕組みになっていて、その迫力に大こうふん。 さらに、フロクには、作ったものが実際に空を飛ぶジェット機やヘリコプターなどのペーパークラフトや、実物大の家が飛び出すハウスセットなどがあり、大よろこびののび太。その後、ジャイアン、スネ夫、しずかもさそい、フロクのひとつ「日本一周大旅行ゲーム」で遊ぶことに。 このすごろくには、なんと実際に日本のあちこちに瞬間(しゅんかん)移動できるというおどろきのしかけがあって…!?/「トゲトローズはご機嫌ななめ」しずかがおこづかいを貯めて買った大切なぬいぐるみを落とし、汚してしまったのび太。悲しそうに走り去るしずかを見たスネ夫から、「もうゆるしてくれないかもね」と言われたのび太は大ショック…。 泣きつかれたドラえもんが取り出したのは、『トゲトローズ』という鉢植えのバラ。このバラの花を咲かせることができれば、仲直りができるのだという。だが、とても気難しいため、育てるのが大変らしい。 それを聞いたのび太は、「植物の世話くらいできる」と言い、まずは日当たりのいい場所にトゲトローズを移動しようとするが、つぼみから手めがけて種を飛ばされてしまう。ドラえもんによると、汚い手でさわったからだという。 その後も、のび太の身だしなみやあげる水にもこだわるトゲトローズ。めんどくさいと言いながらも、のび太が必死に世話をしたところ、ようやく花が咲いた。ところが、ミィちゃんとケンカしたドラえもんに使わせて欲しいと頼まれ…!?

第862話 名作劇場カメラ/第863話 三年寝太郎まくら

「名作劇場カメラ」町内会の子ども発表会で「ロミオとジュリエット」の劇(げき)をやることになったのび太たち。ジュリエット役はしずか、ロミオ役はくじ引きの結果、スネ夫に決定。ジャイアンは修道士役、のび太は“木”や“馬”など人間以外の役になってしまう…。 ところが本番前日、しずかが風邪をひいてしまい、出演できなくなってしまった。落ち込むしずかを見たのび太は、「ボクがなんとかする!」と宣言するが、代役を引き受けてくれる女の子が見つからない。 困ったのび太を見かねたドラえもんは、演じたいキャラクターを設定して撮影するとその役になりきることができる『名作劇場カメラ』を取り出す。これを使えば、どんな人でもジュリエットを演じられるというのだ。そして、なんとのび太がジュリエット役を演じることに…! みんなにはのび太の親戚(しんせき)の“のび子”だとごまかし、まずは練習に参加。みんながおどろくほどの熱演を見せる。そして当日、舞台のステージの幕が上がり…!?/「三年寝太郎まくら」のび太が裏山で昼寝をしていると、やってきたおじさんたちに「じゃまだ!」と起こされてしまう。しかたなく、自分の部屋で寝るのび太…。そんなのび太の姿にあきれたドラえもんは、『三年寝太郎』の話を始める。 昔、三年間寝てばかりいるので寝太郎と呼ばれる男がいた。しかし、ある日突然起き出した寝太郎が、大きな岩を動かすと、川の流れが変わり、干からびた村の田んぼが水でいっぱいに! 寝太郎はただ寝ていたのではなく、村人の問題を解決する方法を考えていたのだ。 話し終えたドラえもんは、寝太郎のように寝ている間に脳を活性化させて、どんな問題でも解決できる『寝太郎まくら』を取り出す。さっそく、指輪を探しているママのために使ってみることに。ドラえもんが寝太郎まくらに「ママの指輪を見つけるにはどうしたらいい?」と話しかけ、のび太が寝ると、3分後にベルが鳴り、起きたのび太は指輪を見つけることに成功する! 調子に乗ったのび太は、寝太郎まくらで人助けすることを思いつくが…!?

第864話 ルームスイマー/第865話 深夜の町は海の底

「ルームスイマー」のび太から「誰にも見られない場所で泳ぎの練習をしたい」と頼まれたドラえもんは、ポケットからホースのようなものを取り出し、部屋の中に水をまき始める。のび太はおどろくが、これは『ルームスイマー』というひみつ道具で、水は飛び散らずに塊(かたまり)になり、部屋の中で自由に泳ぐことができるという。 さっそくのび太が水着に着替え、浮き輪をもって水の塊に飛び乗ったところ、はじき返されてしまうが、専用のクリームを身体にぬってみたところ、本物の水のように入ることができたからビックリ! しかも、のび太が進むと水も一緒に動くため、家中どこでも泳ぐことができるらしい。 ドラえもんが出かけた後、さっそく泳ぎの練習を開始するのび太。泳ぎながら家の中を移動し、しずかに電話をして遊びに来るよう誘う。その後、しずかが来るまでに浮き輪なしで泳げるようになろうと決心したのび太は、浮き輪をはずして遠くに放り投げる。ところが、水の塊から抜け出せなくなってしまい…!?/「深夜の町は海の底」のび太たちがスキューバダイビングに行ったというスネ夫のじまんを聞いていると、突然ドラえもんが席を立って帰ってしまう。スネ夫のじまんを聞いたのび太が、自分もスキューバダイビングをやりたいと言い出すはずだと考えたドラえもんは、先に帰って『架空水面シミュレーター・ポンプ』で準備をしていたのだ。 ドラえもんは、後から帰宅したのび太に『架空水体感メガネ』と『かなづち用足びれ』を渡して身につけるようにと言い、ポンプの取っ手を動かし始める。水がふき出すのを見たのび太はあわてるが、ドラえもんに言われてメガネを取ったところ、なんとそこに水はなかった…! ドラえもんによると、これはニセの架空水で、架空水体感メガネをかけていない人には見えず、ぬれることもないのだという。 町を海の底にするためには夜中までかかるため、二人は魚が集まってくるためのエサや、魚が架空水の中でも生きることができる『架空海水まきぞえガス』をまきに行く。そして夜、海の底となった町へと出かけていくが…!?

第866話 ぼくミニドラえもん/第867話 ぞうとおじさん

「ぼくミニドラえもん」学校の宿題で、野鳥を観察することになったのび太は、ドラえもんに頼んで山に連れて行ってもらい、めずらしい野鳥を観察しようと考え、しずかやジャイアン、スネ夫にも約束してしまう。 ところが、ドラえもんは迷子のネコを探すため、出かけなくてはいけないという。のび太に泣きつかれたドラえもんは、ポケットからドラえもんそっくりの『ミニドラえもん』を出して置いていくことに。サイズは小さいながらも、ポケットにはひみつ道具も入っているらしい。 さっそく、ミニドラえもんに『タケコプター』を出してもらうのび太。ところが、タケコプターが小さ過ぎてのび太の体重を支え切れず、地面すれすれのところまで落ちてきてしまう。その後、しずかたちと合流し、ミニドラえもんの出した『どこでもドア』で山に行こうとするが、ドアが小さ過ぎて入ることができない…。 そこで、『スモールライト』でのび太たちが小さくなることにするが…!?/「ぞうとおじさん」親戚ののび四郎おじさんが、久しぶりに遊びにやってくる。動物写真家のおじさんは、いつも外国を飛び回って動物の写真を撮っているのだ。のび太からいちばん好きな動物は何かと聞かれたおじさんは、ぞうだと答えると、ある昔話を始める。 おじさんは子どもの頃から動物が大好きで、よく動物園に遊びに行っていた。特に、見事な芸を見せてくれるぞうのハナ夫が大好きだったのだという。ところが、戦争がはげしくなると、おじさんは田舎に疎開(そかい)することになり、ハナ夫と会えなくなってしまった。ようやく戦争が終わり、東京に戻ったおじさんが久しぶりに動物園に行くと、ハナ夫の姿が見当たらず、殺されてしまったことがわかる…。 そこまで聞いたところで、怒りのあまり部屋を出ていくのび太とドラえもん。二人はハナ夫を助けるために、『タイムマシン』で戦時中の日本へと向かう。そして、動物園でハナ夫を見つけるが、ハナ夫はかなり弱っていた。そこへ飼育員がエサを持ってくるが、そのエサは、毒入りのイモだった…!?

第868話 天井うらの宇宙戦争

ドラえもんに出してもらったテレビゲームにあきてしまったのび太は、新しいゲームを出して欲しいとドラえもんに頼み込み、『スペースウォーズ・ゲームセット』を出してもらう。 ドラえもんに言われるまま、セットの戦闘機(せんとうき)に足をのせたところ、のび太の体が小さくなって、コックピットに入ったからビックリ! さらに、セットのプラネタリウムのスイッチを入れると、たちまち部屋の中が宇宙空間に早変わり。のび太はさっそく敵機を追いかけ、撃(う)ち落とすことに成功する。 ところが、目の前に大きな宇宙船が現れ、のび太の乗った戦闘機が撃ち落とされてしまった! 弾き飛ばされ、元の大きさに戻ってしまうのび太。それでも宇宙船が攻撃してきたため、思わず部屋にあったバッドで宇宙船を叩き落としてしまう。 それを見たドラえもんは怒り出すが、その宇宙船はセットにはないものだった。しかも、宇宙船から小さなロボットが落ちて、何かを叫んでいたため、二人は『ほんやくコンニャク』を食べる。すると、ロボットはドラえもんたちにお礼を言い、アカンベーダーに捕まっているというリリパット星のアーレ・オッカナ王女の立体映像を映し出した。 ロボットはアーレ姫の家来で、アカンベーダーから逃げている途中で姫だけが捕まってしまい、地球に不時着(ふじちゃく)。その後、自分もアカンベーダーの部下に捕まってしまったのだという。ところが、基地に連れて行かれる途中で宇宙船がのび太の家に迷い込んだらしい。 話を聞いたのび太は、いますぐアーレ姫を助けに行こうと言い出すが…!?

第869話 がんばれ!おばけハウス/第870話 ロビンソンクルーソーセット

「がんばれ!おばけハウス」夏休み、スネ夫がめずらしくのび太のことも別荘に誘ってくれる。よろこぶのび太だったが、夜には肝試しをやるとおどかされてしまう…。 するとその時、神成さんが怒りながらやって来た。神成さんの家の屋根や戸を叩いたり、大切にしている盆栽(ぼんさい)をこわした人物がいるらしく、神成さんはのび太たちの仕業だと決めつけていたのだ。 のび太が、おばけがやったのでは?と言うと、神成さんはさらに怒り出し、ドラえもんのことを「青だぬき」と呼んで、怒りながら帰ってしまう。たぬきと言われたことに腹を立てるドラえもん。スネ夫の提案で、肝試しの予行練習として神成さんをおどろかせることに。 その夜、みんなに断られ、結局一人で神成さんの家に行くことになったドラえもんは、『おばけハウス』を取り出す。ところが、いっこうにおばけが出てこない。ふしぎに思ったドラえもんが中をのぞくと、そのままハウスの中に吸い込まれてしまい…!?/「ロビンソンクルーソーセット」のび太がしずかと二人でバドミントンを楽しんでいると、ジャイアンとスネ夫がやってくる。下手なのび太を見かねたジャイアンは、のび太のラケットを取り上げると、そのまましずかとのバドミントンを楽しんでしまう。 しずかとの時間をじゃまされてしまったのび太は、しずかと二人っきりで遊びたい、無人島へでも行きたいと言い出す。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『ロビンソンクルーソーセット』。この道具は、無人島でたったひとりたくましく生き抜いたロビンソン・クルーソーのように、島で生き抜くために必要なものがいろいろと入っていて、漂流ごっこを楽しむことができるのだという。 しかも、セットが入っている樽(たる)のボタンを押すと、本物の無人島に流れ着くというのだ。さっそくしずかを誘い、公園の池のボートに乗るのび太。そして、ボタンを押したところ、霧が出て周りが見えなくなってしまう。しばらくして霧が晴れると、なぜかボートは海の上にあり、遠くに無人島が見えてきて…!?

第871話 おかし牧場/第872話 森は生きている

「おかし牧場」久しぶりに大きなチョコレートを手に入れ、大よろこびののび太は、「食べてもなくならないチョコレートがないかなぁ」とつぶやく。それを聞き、『おかし牧草』を取り出すドラえもん。これを使うと、牧場で牛などを飼うように、チョコレートなどのおかしを飼うことができるというのだ。 さっそく牧草の上にチョコを置いたところ、なんとチョコが動き出し、牧草を食べ始め、牛のように鳴き出したからビックリ! ドラえもんがかくしておいたチョコも牧草の上に置いたところ、2匹のチョコがなかよく動き始める。 その後、少し外に出ていたのび太が帰ってくると、チョコが動かなくなっていた。そこに戻ってきたドラえもんによると、1時間以上牧草を食べさせないと、ただのチョコに戻ってしまうのだという。 しかし、夜中に1時間ごとに牧草を食べさせることはむずかしい…。そこで、ドラえもんはチョコを持ち出すと、空き地へと移動。空地に牧草の種をまき、チョコを放し飼いすることにするが…!?/「森は生きている」学校からなかなか帰ってこないのび太を探しに裏山へと向かうドラえもん。すると、予想通りのび太が木陰で昼寝をしていた。裏山に来ると、いやなことや疲れが吹き飛ぶというのび太。だから、ゴミが捨てられていると腹が立つと言うのび太の言葉に感動したドラえもんは、ハート形の『心の土』を取り出す。 これをくだいて山にまくと、山と心を通い合わせることができるのだという。さっそくのび太が心の土を山にまいたところ、風が吹いて木の葉が集まり、ふかふかのベッドを作ってくれた。 次の日から、のび太は学校が終わるとすぐにひとりで裏山へと行き、ドラえもんが迎えに来るまで帰らず、裏山での生活を楽しむようになる。さらに、のび太を野球に連れていこうとするジャイアンとスネ夫も、裏山が追い返してしまった…! すっかり変わってしまったのび太を心配したしずかに相談されたドラえもんは様子を見に行くが、「山にこもってばかりじゃダメだ」と言ったところ、野鳥に襲われ、追い返されてしまい…!?

第873話 謎のピラミッド!? エジプト大冒険

スネ夫からエジプトのピラミッドや金銀財宝の話を聞いたのび太は、まだ見つかっていない宝物があるかもしれないと知り、エジプトに行こうと考える。ところが、急にどら焼きを買いに行きたくなったり、庭の草むしりをしたくなったりして、なかなか部屋に戻れない。実はドラえもんが、書き込むだけで未来がその通りになる『あらかじめ日記』に、「8月30日。のび太、どら焼きを買い、庭の草むしりをする」と書き込んでいたのだ。 それを知ったのび太は、「8月31日。夏休みの宿題がぜんぶ終わる」と書き込むと、ドラえもんと共に『どこでもドア』でエジプトへと向かう。そして『たからさがしカウンター』を使って宝物を見つけようとしたところ、すぐにカウンターが反応。『断層ビジョン』で足元を調べると、そこには王墓が埋まっていた…! さっそく『タイムベルト』で紀元前千年へと向かう二人。できたばかりの王墓の入口を見つけ、『通りぬけフープ』で中に入り、奥へと進んでいくと、人間のうめき声のようなものが聞こえてくる。声の方を見ると、位の高そうな身なりをした少年が倒れていた。おどろいたのび太は、思わず手にしていたあらかじめ日記を落としたことにも気づかず…!? 二人は少年を助けるため、再びタイムベルトで現代へと戻り、のび太の部屋に連れて帰る。目を覚ました少年に『ほんやくコンニャク』を食べさせたところ、彼はエジプトのファラオ(王様)・ネムセス二世であることがわかる。父であるネムセス一世が亡くなり、王位を譲(ゆず)り受けたところ、裏切り者によって、父のお墓に閉じ込められてしまったらしい。 このままでは国が乗っ取られ、お妃の身も危ないというネムセスの訴えを聞いたのび太とドラえもんは、しずか、ジャイアン、スネ夫にも声をかけ、ネムセスと共に再び紀元前千年のエジプトへ。まずはどこでもドアで現代のエジプトへと向かうが、そこでのび太は、3つだったピラミッドが、なぜか4つに増えているのを目撃して…!? ネムセスの国へと着くと、ネムセスを裏切ったワルエヘブが、広場に人々を集め、自分をファラオとして崇(あが)めるよう演説していた。さらに、自在に天気を操り始めたからビックリ! 実はワルエヘブは、のび太が落としたあらかじめ日記を手にしていたのだ…! はたしてのび太たちは、ワルエヘブから国を取り戻し、ネムセスを救うことができるのか!? 紀元前千年の古代エジプトを舞台に、のび太たちの大冒険が始まる…!

第874話 スケジュールどけい/第875話 ニンニン修行セット

「スケジュールどけい」やらなくてはならないことがたくさんあるのに、何からはじめようか考えているうちに時間が過ぎてしまうというのび太にあきれたドラえもんは、ポケットから『スケジュールどけい』を取り出す。この時計にこれからの予定を書いたカードを入れると、そのスケジュールを必ず実行させてくれるというのだ。 のび太はさっそく宿題やおやつ、昼寝やあやとりの練習、野球の約束など、スケジュールを細かく書いたカードを入れようするが、カードがうまく入らず、思わずドラえもんが代わりにカードを入れてしまう。 すると、スケジュールどけいが動き出し、「勉強ノ時間デス!」と、ドラえもんのお尻に針をちくりと刺したからビックリ! 実は、このスケジュールどけいは、カードを入れた人にスケジュールを守らせる仕組みだったのだ。スケジュールどけいにきびしく追い立てられ、仕方なく机に向かうドラえもん。その後も分刻みのスケジュールをこなしていくが、あまりのきびしさに逃げ出してしまい…!?/「ニンニン修行セット」テレビで忍者番組を見たのび太は、「ドラえもんが忍術を使える道具を持っていたらいいのになぁ」とつぶやく。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『ニンニン修行セット』。これは忍者になるために必要な修行のための道具のセットだという。 そして、忍術とは耐え忍ぶ術、どんなに辛いこと、苦しいことも耐え忍ぶ強い心と体を作ることが、忍術修行なのだと語るドラえもん。のび太は、忍者になれるならどんな修行でもすると答える。 まずは、水の上を歩く“水上歩行の術”の修行を始めるのび太。お湯を張ったお風呂の上に、水ぐもで立つ練習をするが、なかなかうまくいかず、あきらめてしまう。 次に、屋根より高く飛ぶ“天狗飛翔(てんぐひしょう)の術”を修行することに。セットの箱の中に入っていたのは、『ロボットツリーの種』。まくとすぐに芽が出て、ぐんぐん育ち、それを飛び越え続けているうちに、おどろくほど高く飛べるようになるのだという。 調子に乗ったのび太は、木の成長をなんと一時間に設定してしまう…!?

第876話 ネコののび太いりませんか/第877話 賞品かせぎカウボット

「ネコののび太いりませんか」学校の帰りに空き地で捨てネコを見つけたのび太たち。まだ小さい子ネコをかわいそうに思うものの、しずかもジャイアンもスネ夫もペットを飼っているため、飼うことができないという。のび太もママに反対されるからムリだと断るが、やはり放っておくことができず、思わず連れて帰ることに…。 動物ぎらいのママに、動物と付き合う楽しさを教えてあげたいというのび太に、感心するドラえもん。ところが、そのための道具を何か出して欲しいと言われ、あきれ返ってしまう。二人がドタバタしていると、ママが部屋に入ってきた! のび太はあわててネコをかくすが、「かくしごとはゆるしません!」とクギをさされてしまう。 そこで、ドラえもんは、ネコがどんなに利口で役立つかをママに見せることを思いつく。まずは、中に入って思い浮かべるだけで、その動物に変身できる『動物生まれかわりタマゴ』を使って、のび太がネコに変身し、ネコのいいところをママに見せることにするが…!?/「賞品かせぎカウボット」帰りがおそいのび太を心配したドラえもんが学校に向かうと、のび太がたったひとりで教室のそうじをしていた。スネ夫がそうじ当番をのび太だけに押しつけて帰ってしまったのだという。 怒ったドラえもんは、馬に乗った小型ロボット『賞品かせぎカウボット』を取り出す。これは、アメリカの西部開拓時代、賞金と引きかえにおたずね者をつかまえていたガンマンのように、賞品と引きかえにおたずね者をつかまえてくれるロボットだという。 さっそく、どら焼きと引きかえに、スネ夫をつかまえてくれとカウボットにたのむドラえもん。すると、カウボットはスネ夫の家へと向かい、ロープを使ってスネ夫をつかまえ、学校まで連行。スネ夫にそうじをさせることに成功する。 その後、ジャイアンのママが、ジャイアンを探しているのを知ったのび太は、カウボットにジャイアンをつかまえてくるようたのむことに。さらに、ママからおつかいをたのまれ、カウボットにドラえもんをつかまえてくれとたのむが…!?

第878話 バイバイン/第879話 むりやりアスレチックスクール

「バイバイン」栗まんじゅうを食べてもなくならないようにしたいというのび太の願いを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに倍に増やす『バイバイン』を取り出す。さっそく、栗まんじゅうにバイバインを一滴垂らしたところ、栗まんじゅうが2つになった! 1つずつ食べようというドラえもんに、のび太はもう少し待てば4つになる、もう少し待てば8つになると、なかなか食べようとしない。 あきれたドラえもんは部屋を出ていき、どんどん増える栗まんじゅうを独り占めできるとよろこぶのび太だったが、さすがにお腹いっぱいになってしまう。そこで、ママに食べてもらうことにするが、1つだけ残されてしまった。 困ったのび太は、しずかやスネ夫、ジャイアンを家に呼び、栗まんじゅうを食べてもらうことに。無事に完食かと思いきや、スネ夫が1つだけのび太のためにとっておいたと栗まんじゅうを差し出してきて…。 途方にくれたのび太は、栗まんじゅうを手に家を飛び出していくが…!?/「むりやりアスレチックスクール」運動会で行うクラス対抗障害(しょうがい)物リレーの練習で失敗ばかりののび太は、ジャイアンから放課後に特訓すると言われ、逃げるように帰って来る。怒ったジャイアンとスネ夫、心配したしずかが家の前まで来るが、のび太は、「どうせビリになってみんなに怒られるなら、特訓しない方がマシさ」と寝ころんだまま。 そんなのび太を情けなく思ったドラえもんは、ジャイアンたちに自分がのび太を特訓させると約束。翌朝、寝ているのび太の腕に、決められた予定通りに動くことができる『人間あやつり機』をつけると、学校の屋上に『アスレチック・ハウス』を設置。これを置くと、その一帯がアスレチックになって、運動しないといけなくなるのだ。 ドラえもんが校門に移動すると、ジャイアンたちがやってきた。ジャイアンがふざけてスネ夫を押したことで、ドラえもん、しずかも含めて4人とも校門の中に入ってしまったから大変。特訓が始まってしまった! 同じころ、のび太は人間あやつり機に起こされ、準備をし、家を出るが、転んだはずみで人間あやつり機が外れて…!?

第880話 すてきなミイちゃん/第881話 魔女っ子しずちゃん

「すてきなミイちゃん」かわいい女の子に、ひと目ぼれしてしまったというドラえもん。大好物のドラ焼きも食べられないほど、彼女を好きになってしまったというドラえもんに、のび太は「そんなに好きならぼくが代わりに言ってあげる」と声をかける。 二人はさっそく彼女がいるという家に向かうが、ドラえもんが好きになった相手は、なんとオモチャのネコだった! あきれるのび太に、ドラえもんは「オモチャのネコで悪いか! ぼくだってネコ型ロボットなんだぞ!」と怒り出し、勇気を出してそのオモチャに話しかける。 何を話しかけても「ミイ」としか言わないオモチャを「ミイちゃん」と呼び、彼女を連れ出そうとするドラえもん。その家のお父さんから「子どものオモチャを取るんじゃない!」と怒られてもあきらめきれず、「ミイちゃんをお嫁さんにください!」と頼み込む。 そんな中、近所の犬がミイちゃんを盗み出してしまった! ドラえもんは命がけでミイちゃんを助けに行くが…!?/「魔女っ子しずちゃん」しずかに、小さな頃から魔法(まほう)使いにあこがれていたと打ち明けられたのび太は、自分がその夢をかなえてあげると勝手に約束してしまう。人を魔法使いにする道具なんてないとあきれるドラえもんだったが、魔法で人を助けたいというしずかの気持ちを知り、しずかが助けたい人を見つけたら、それにピッタリの道具を貸してあげることに。 まずはホウキに乗りたいというしずかのために、家のホウキに『無生物さいみんメガホン』で、空飛ぶホウキだと言い聞かせ、困っている人を教えてくれる『タスケテ帽』を取り出すドラえもん。 すっかり魔法使いになりきったしずかがホウキで空を飛んでいると、さっそくタスケテ帽が反応する。しずかが飛んで行くと、そこはなんとのび太の家だった! ホウキがなくなり、ママが困っていたのだ。そこでしずかは再び無生物さいみんメガホンを使うことに…。 その後、ドラえもんからポケットごと借りたしずかは、困っている人を次々と助けに行くが…!?

第882話 はだかの王様!?ウルトラよろい/第883話 赤いくつの女の子

「はだかの王様!?ウルトラよろい」またジャイアンに殴られ、ドラえもんに泣きつくのび太。あきれたドラえもんは、自分の力でぶつかってみろと突き返すが、のび太は「せめて、よろいでも着ていたらケンカもできるんだけど」と弱気なまま。 それを聞いたドラえもんは、『ウルトラ・スペシャルマイティ・ストロングスーパーよろい』を取り出すが、のび太には何も見えない。しかし、ドラえもんから、「これはバカには見えないし、バカな人には役に立たない」と言われたのび太は、思わず見えるふりをして、よろいを着たつもりになり、部屋を飛び出して行く。 実は、ドラえもんが「はだかの王さま」をまねたジョークで、よろいは存在しなかった。ところが、道で会ったしずかによろいが見えるか聞いたところ、たまたまのび太の後ろに古道具屋のよろいが見えたため、「見える」と言われたのび太は完全に信じこんでしまう。 さらに、子どもが持っていたバットで殴ってもらうが、ビニールでできていると気づかないのび太は、いたくないと大よろこび。みんなにジャイアンへの仕返しを宣言して…!?/「赤いくつの女の子」ママに叱られ、部屋を片づけていたのび太は、古びた小さな赤いくつを見つけたとたん、手が止まってしまう。ふしぎに思ったドラえもんが聞いてみると、のび太は「このくつには思い出があるんだ…」と切ない昔話をはじめる。 のび太が幼稚園に通っていたころ、野比家のとなりにノンちゃんという女の子が住んでいた。のび太は毎日、ノンちゃんとままごとをして遊んでいたが、ある日、ジャイアンとスネ夫からからかわれ、ノンちゃんを泣かせた上に、彼女のくつを片方だけかくすというイジワルをしてしまう…。 すぐにあやまろうと思っていたが、次の日からノンちゃんはかぜをひき、外に出られなくなってしまった。そして1週間ほど過ぎたある日、幼稚園から帰ってきたのび太は、ノンちゃん一家がすでに引っこしたことを知らされる。アメリカに住むおじいさんが迎えに来たのだ。 「くつを返してあやまりたかった」と、後悔するのび太に、ドラえもんは「あやまりに行こう!」と声をかける。2人は『タイムマシン』に乗って、ノンちゃんが引っこした日に向かうが…!?

第884話 クモノイトン/第885話 プロポーズ作戦

「クモノイトン」公園のアスレチック遊具から落ちてしまい、ジャイアンとスネ夫からバカにされたのび太は、ドラえもんに泣きつく。そんなのび太に、ドラえもんは『クモノイトン』というひみつ道具を取り出す。 ドラえもんがクモノイトンをお尻にくっつけて、おなかに力を入れたところ、1本の糸が出てきて、風に乗って外に伸びていったからビックリ! さらに、伸びていった糸が近くの電柱にくっつき、部屋の窓と電柱の間にピーンと糸が張られる。 ドラえもんに引っ張られ、糸の上に乗ったのび太は、うまく歩けず転んでしまうが、なぜか糸から落ちない。ドラえもんによると、このクモノイトンは鋼(はがね)の約5倍の強度があるといわれるクモの糸の力を利用したひみつ道具で、ぜったいに落ちたり切れたりすることがないという。 さっそくのび太も自分のお尻にクモノイトンをつけて、木や屋根の間に糸を張り、空中を走りまわって大よろこび! とちゅうでおつかいに行くというしずかに会ったのび太は、クモノイトンを使って連れて行ってあげようと思いつくが…!?/「プロポーズ作戦」今日はパパとママの12回目の結婚記念日。ママはごちそうを作り、パパは12本のバラを手に、いつもより早く帰宅する。ごきげんな二人を見たのび太は、パパとママが結婚した時の話を聞かせて欲しいと言い出す。 すると、まずはママが「パパが結婚してくれなきゃ死んじゃうって」と話し出すが、それを聞いたパパは、「結婚してくれと言ったのはきみだぞ!」と反論。お互い一歩も引かず、大ゲンカになってしまう…。困ったのび太とドラえもんはプロポーズされた日を二人に聞き出すと、『タイムマシン』で12年前のプロポーズの場所へと向かうことに。 さっそく12年前の公園に到着した二人は、落ちつかない様子でうで時計を見ている若いママを発見。そこへ、若いパパが走ってくる。時計がくるっていたと遅刻(ちこく)の言い訳をするパパだったが、その時計はママからのプレゼントだった! 怒ったママはその場から立ち去ってしまう…。その後もすれちがいをくり返す二人に困ったのび太は…!?

第886話 葉っぱ探偵のび太/第887話 二十一世紀のおとのさま

「葉っぱ探偵のび太」最近、干しておいたジャイアンのステージ衣装(いしょう)が破かれていたり、しずかが飼っている小鳥のピーちゃんのカゴが落とされていたり、スネ夫の家の高級どら焼きが食べられていたり…とみんなのまわりで変ないたずらが続いているという。スネ夫から、どら焼きを食べたのはドラえもんでは?とうたがわれたのび太は、自分が本当の犯人を見つけると言い返す。 のび太が帰宅すると、ドラえもんが葉っぱのついたゴーグルをつけていた。気になったのび太はドラえもんからゴーグルを取り上げ、自分がつけてみる。すると、目の前に突然、うら山の景色が現れたからビックリ! ドラえもんによると、これは『グラスハッパーセット』という、小さな生物や自然現象を観察(かんさつ)するために開発されたひみつ道具で、なんと植物の視覚の中に入ることができるのだという。 この道具を使えばドラえもんのうたがいを晴らすことができると思いついたのび太は、“葉っぱ探偵(たんてい)のび太”となって、いたずらの真犯人探しを開始するが…!?/「二十一世紀のおとのさま」 『タイムテレビ』で昔のできごとを見ていたドラえもんは、お殿様(とのさま)が狩りをしていたところ、そばを通ったお百姓(ひゃくしょう)さんのせいでキジが逃げたと怒り出したお殿様が、そのお百姓さんを手打ちにすると言い出したのを見て、カンカンに怒り出す。そして、のび太と共に『タイムマシン』で、そのお百姓さんを助けに行くことに。 お百姓さんが閉じ込められているろう屋のあるお城についた二人は、さっそくろう屋を探すが、その間になんとお殿様がタイムホールに落ち、タイムマシンで現代ののび太の部屋にたどり着いてしまったから大変! 言うことを聞かないママに刀をふり上げたお殿様だったが、その刀のせいで感電してしまい、外へと逃げていく。 一方、ぶじお百姓さんを助け出したのび太たちは、タイムマシンが見つからず大あわて。『タイム電話』でドラミに電話をかけて迎えに来てもらうことに。ママの話で、お殿様が現代に来ていることを知った二人は、あわてて探しに行くが…!?

第888話 ハツメイカーで大発明/第889話 大砲でないしょの話

「ハツメイカーで大発明」ジャイアンやスネ夫にいじめられそうになったら、すぐに逃げられるようなひみつ道具がほしいというのび太に、ドラえもんはいじめられないようにしっかりしろと説教をする。ところが、のび太が「ドラえもんだって、いつも役に立たない道具ばかり出すくせに」と言い返したため、怒ったドラえもんは22世紀へと帰ってしまう…。 その後、のび太を心配したドラミが22世紀からやってきた。「これからどうやって暮らしていけばいいんだろう…」と落ち込むのび太に、ほしい道具を注文するとその作り方を教えてくれるという『ハツメイカー』を渡すドラミ。 のび太はさっそく、ジャイアンたちに襲(おそ)われたら、すぐに逃げられる道具がほしいと、ハツメイカーに注文。すると『ゴキブリぼう』というひみつ道具の設計図が出てくる。ドラミにどんな材料でも入っているという『材料箱』を出してもらい、ゴキブリぼうを完成させたのび太は、その効果をママで試すと、ジャイアンたちに会いに行くが…!?/「大砲でないしょのはなし」体育の授業で裏山を走っていたのび太は、足がもつれて転んでしまい、そのまま転がって、大きなイチジクの木に激突(げきとつ)。体操着はドロドロに汚れてしまうが、しずかが好きなイチジクを見つけ、大よろこびで学校に戻っていく。 帰宅したのび太が、イチジクのことをしずかに伝えるため電話をかけようとすると、ちょうどパパの会社から電話がかかってくる。急用だと言われ、困っているママを見たドラえもんは、遠く離れた人に声と文字でメッセージを送ることができる『メッセージ大砲(たいほう)』を取り出す。 さっそくスイッチを入れ、ドラえもんが「パパのいどころを探して!」と話しかけたところ、モニターに、釣りをしているパパの姿が映る。そして、ボタンを押しながら「部長さんが急用だって。すぐに連絡してね」と告げたところ、大砲から「フキダシ弾」が飛び出し、パパの元へと飛んで行ったからビックリ! それを見たのび太は、しずかへの連絡もメッセージ大砲を使おうと思いつくが…!?

第890話 かがみのない世界/第891話 ピンキリ!お宝未来鑑定

「かがみのない世界」自分の顔はどうしてまんがみたいなんだろう…となやむのび太は、かがみさえなければ誰も自分の顔を知らないのだから、引け目を感じることもないはずだと言い出す。それを聞き、『もしもボックス』を取り出すドラえもん。 のび太はさっそく、もしもボックスの中に入って受話器を取ると、「もしも、自分の顔を見たことがない世界だったら!」とつぶやく。すると、かがみのない世界に一変! ママはお化粧(けしょう)、パパはひげそりに大苦戦。さらに、水たまりにもガラスにも自分の姿が映ることはなく、みんな似顔絵でしか自分の顔を見ることができない様子だった。 そんな中、自分をかっこいい男だと思いこみ、二枚目スターになると言い出したジャイアンに、のび太はかがみを見せてみようと考える。ドラえもんが取り出した『箱入りかがみ』に入り、初めて自分を見たジャイアンは、それがまさか自分の姿だとは思わず、「ゴリラみたいにひどい顔だな」と大笑いするが…!?/「ピンキリ!お宝未来鑑定」パパの友だちからもらったという、外国の古いコインをスネ夫にじまんされたのび太は、「それがなんなの?」と返し、「見る目がない」とバカにされてしまう。腹を立てるのび太を見たドラえもんは、チョコを2つのび太に渡すと、ポケットから『ピンキリ未来鑑定(かんてい)メガネ』を取り出し、装着する。そして、ボタンを押してチョコを見たところ、メガネが片方のチョコに反応。反応したほうのチョコは、なんと“当たり”だった! ドラえもんによると、このメガネをかけて何かを見ると、それが未来でどんな価値があるのかを鑑定してくれるのだという。 そこでのび太は、さっそく自分もメガネをかけ、ドラえもんを見てみる。すると、「鑑定不能。残念な一品」と鑑定されてしまい、それを聞いたドラえもんは大激怒(げきど)。メガネを手に、逃げるように部屋を出たのび太は、メガネを使った「ぴんきり鑑定所」を開くことを思いつく。 空き地にみんなを集めたのび太は、ひとり一回10円で次々と鑑定していくが…!?

第892話 クリスマスはおかしの家で/第893話 やりすぎ!のぞみ実現機

「クリスマスはおかしの家で」スネ夫の家に集まり、クリスマスパーティの準備をするのび太たち。そんな中、しずかが雑誌にのっていたおかしの家を作ってみたいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、小麦粉やバターなどの材料を入れると、クッキーやチョコレートなどおかしの家のパーツをつくってくれる『おかしの家建築(けんちく)機』を取り出す。 さっそく『スモールライト』で小さくなり、おかしの家づくりを始めるのび太たち。みんなで協力してすてきなおかしの家が完成したその時、上からネズミのおもちゃが落ちてきた。おどろいたドラえもんはあばれ出し、おせんべいでできたドアのカギを閉めてしまう。 落ちついたドラえもんはカギを開けようとするが、アメでできたカギをなんとのび太が食べてしまう! しかも、スモールライトもドラえもんのポケットも家の外で、みんな閉じ込められてしまった…。スネ夫はペットのチルチルにスモールライトを取ってもらおうと考えるが…!?/「やりすぎ!のぞみ実現機」ラーメンを食べるために、冬の北海道に行ってきたとじまんするスネ夫。うらやましがるジャイアンやしずかとは対照的に、のび太はまったく興味(きょうみ)を示さない。というのも、先生から「明日のテストが50点以下だったら、1年生からやり直しさせる!」とおこられてしまい、それどころではなかったのだ。 落ちこんだのび太が家に帰ると、ドラえもんがどんなのぞみでも自然な形でかなえてくれるという『のぞみ実現機』をいじっていた。そして、「どら焼きをおなかいっぱい食べたい」とリクエストしたところ、机の中からドラミが現れ、巨大などら焼きをおみやげに持ってきたからビックリ! その様子を見たのび太は、「調節がむずかしいからキミには使いこなせない」とドラえもんが止めるのも聞かず、のぞみ実現機のスタートボタンを押してしまう。まずは「ジャイアンをやっつけて」とオーダーしてみるのび太だったが…!?

第894話 十二支変身サイコロ/第895話 ゆめのチャンネル

「十二支変身サイコロ」お正月。みんなと凧(たこ)あげをしていたのび太は、凧の柄が去年の干支(えと)の酉(とり)だとバカにされてしまう。しかも、干支がわからず、さらにバカにされるのび太…。 その後、のび太が帰宅すると、ドラえもんが未来のお正月グッズで遊んでいた。その中の、動物の絵が描かれたサイコロに興味を持つのび太。ドラえもんによると、これは『十二支変身サイコロ』といい、ふって出た十二支の動物に5分間変身できるのだという。 ドラえもんから干支の由来(ゆらい)を聞いたのび太は、その中のうさぎに変身してしずかにかわいがってもらおうと考える。ところが、それを見抜いたドラえもんから、サイコロを取り上げられそうになり、二人はもみ合いに。すると、サイコロが転がってネズミの目が出たため、のび太はネズミに変身! おどろいたドラえもんが気絶(きぜつ)したすきに、サイコロを持って外へと飛び出していくのび太だったが、5分ごとにちがう干支に変身し続けることになり…!?/「ゆめのチャンネル」ひるねをしすぎて眠れなくなってしまったのび太は、たいくつでしかたがない。そんなのび太に泣きつかれたドラえもんは、ポケットからテレビのようなものを取り出す。 さっそくチャンネルを回してみると、大きな怪獣(かいじゅう)が町の中で大あばれし、のび太がつかまってしまう様子が画面に出てきたからビックリ! しかも、そこにジャイアンが現れ、ヒーローのごとく、のび太を助けてくれる。 実はこのテレビは『ユメテレビ』というひみつ道具で、他人が見ている夢を見ることができるのだという。のび太たちが見たのは、ジャイアンの夢だったのだ。ユメテレビのしくみを知ったのび太は、スネ夫やしずかの夢ものぞいてみようと思いつくが…!?

『ドラえもん 2017年』に投稿された感想・評価

Toshi

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3.8
過去記録
鑑賞記録((̵̵́ ̆͒͟˚̩̭ ̆͒)̵̵̀)⸝o̗