もとまち

銃夢のもとまちのレビュー・感想・評価

銃夢(1993年製作のアニメ)
3.5
全2話とかいうクソ短尺だしツッコんでもしゃーないのかもしれないが、脚本があまりにも酷い。特に後編、詰め込みすぎ。ド好みなはずのボーイ・ミーツ・ガール要素が尺の都合上あっけなく「処理」されていく虚しさ。展開のための展開しかなく、キャラクターも完全にストーリーの奴隷であり、ドラマというものがまるで成立していない。時間無さすぎて人がバンバン死んでいくのは一周回っておもろかった。チレンの非情な顛末、ユーゴの悲惨すぎる最期は流石にビビる。ラスト数分にこんだけ救いゼロの鬱展開詰め込まれたら感情おかしくなるわ。流れが少しぎこちないけど、アクションシーンの重量感ある作画はすごい。俊敏に動くガリィがカッコ可愛いし、ダイナミック壁ドンからのキスにはキュンとした。次はちゃんと1・2クールくらいの長さでやってください。
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