美しいアニメなのだけど、序盤は半端にファンタジー入りながら基本、棒立ち会話劇であることにとっつき辛さを感じていた。
次第に話、というか主人公・柳寿雪とこの「後宮」との関係が明らかになるにつれ、静かに理解しつつあった諸々の設定がやはり静かに沁みてくるようになり、OP/EDの効果もあって気づけばこの世界に入り込んでいる。
個人的にP.A.WORKSの立体的な光源の美術/撮影世界で中華ファンタジーアニメを観たいという欲望がずっとあり、制作会社は違えど頭の中の妄想が実際に具現化していくような爽快感があった。
確かにこんな夢を見ていたのです。