やなぎ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第2クールのやなぎのレビュー・感想・評価

3.7
これまでのガンダムシリーズは戦争や対立を前提としていて、
「死をどう乗り越えるか」や
「どうすれば人は分かり合えるのか」がテーマ
だからこそのカタルシスがあったと思う。

本作はこれまでのガンダムと比べるとグッと倫理観が現代に即した、身近なものをテーマにしていた。
(学校、家族/友人関係、貧困/差別、身分/出自に伴う責任感とか)

学園で決闘ばかりしてたり、独特な性格のキャラクターの数々はちょっと食傷気味ではあったし、
得られるカタルシスも物足りなく、これガンダムでやることか?といった思いも拭いきれなかったが、

なんだかんだで全話見終わるとこういうのも全然アリだなとは感じた。

キャラクターの成長については真摯に描いてたと思うし、テーマの身近さからすると24話というのもちょうどいいサイズ感ではあった。
やなぎ

やなぎ