真田ピロシキ

カルメン・サンディエゴ シーズン3の真田ピロシキのレビュー・感想・評価

3.2
前シーズンラストでまさかの仲間に加わったシャドーさんを含めたカルメンチームの結束を描いてアイヴィーとザックの姉弟も掘り下げられて活躍。抜けた幹部の席を巡って次々と現れるバイルのエージェント。第三勢力アクメとの揺れる関係。間が悪くて不発だったものの、それまでの抜けた印象を一変させたドヴィノー警部の切れ者ぶりは今後の銭形警部的なポジションを予感させる。そしてカルメン生い立ちの秘密と密度の濃い内容。

しかしエピソードに日本回があって、舞台が松本という妙に渋いチョイスでステレオタイプじゃない高い解像度を期待するも、町の看板には字が間違っているなら良い方で平仮名でも片仮名でも漢字でもない謎文字が書かれていることが多く、シャドーさんの本名はスハラらしい。苗字ならおかしくないが、会話の流れからして名前っぽいのよね。これにはガッカリ。このアニメは教育アニメ的で毎回世界各地の情報を教えてくれるのだが、これじゃあ他の地域も怪しいもんだ。

でも面白いとは思うよ。カナダのアニメだけあってかキャラクターの人種はバランスが良いし、アイヴィーが若干ふくよかな感じで魅力的なのも自然に多様性を表現されてると感じる。今日でNetflixは解約するけど、今後見たいのがある時だけ短期復帰するつもりなので、その時にはこれの続きも見ます。