八咫烏

黒の召喚士の八咫烏のレビュー・感想・評価

黒の召喚士(2022年製作のアニメ)
3.4
MMORPGの世界に転生したなろう系。良く言えば無難な作品。
手違いで死んでしまった主人公が転生を司る女神に一目惚れ。スキルアップしてこの女神の召喚を目指すといった入り。
opの曲が良い。

主人公ケルヴィンは最初からチートではないが、この世界の希少種である召喚士という設定。
知恵があって要領が良い。アドバンテージもあるので結構トントン拍子。
「戦闘狂(バトルジャンキー)」という設定もあるが、基本紳士的で、どこか品がある。

気になったのは奴隷の少女を買い取る流れとセリフ。これどうなんだろう。この作品の牧歌的な雰囲気の中で浮いていたと思う。
さらに最終回の突然の残酷描写も。急になぜ?
とはいえ召喚士としてスキルアップし、女神と更には勇者まで召喚し育てるといった、他作品との差別化は図っていたと思う。

円卓会議からの刺客、クライヴ将軍との決戦の作画には気合いも感じた。
だがやはり「ありがちな作品」からの脱却には、もうひと工夫欲しかった。
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