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僕のヒーローアカデミア 第2期のmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.3
緑谷少年の成長メキメキのシーズン2。
緑谷少年がメキメキということは、爆豪少年の“怒り”もメキメキ。

このシーズン2では、緑谷少年が通う学校にヴィランが攻めて来たり、体育祭で生徒同士で競い合ったり、職場見学で生徒個別にそれぞれ成長や出来事があったり。

それをシーズン最後に生徒コンビvs先生の期末テストとして総まとめ的な。

だからこのシーズン2は緑谷少年、爆豪少年、オールマイトの主要キャスト数人以外に焦点を当てて生徒や世界観、そして、彼らが相対すヴィランの思惑に幅を作ってきたシーズン2の全25話。

来た、キタ、轟。
個人的にはこのまさにクールでホット、右半身は“氷”、左半身は“炎”の個性、轟少年“推し”。
彼の存在感もメキメキ頭角を表してきて面白くなってきた。

そして、オールマイトから継承した“ワンフォアオール”の個性。この宿命が少しずつ語られてくる。

それと並行して“ヒーロー殺し”や“ヴィラン連合”が現れ始め、彼らが目指すヒーローと、ヴィランとの抗争。

ヒロイズムとヴィランイズム。両者の信念、思想も交錯し始める。
よく『バットマン』や『ダークナイト』のジョーカーやベインが出てきた時の寓意に近いモノを感じる。

「善がいるから悪がある」
「善を淘汰しようと悪が蔓延る」
「善と悪、それは紙一重」

このシリーズも、ヒーロー側もヴィラン側も同じ個性の使い道であって、たまたま絶対的なオールマイトが人のために献身的な象徴となりヒーローとなり憧れの的になってはいる。

ヒーローにもそれぞれ事情があって、私情のために力を使いたくなる時もある。

その辺のヒロイズムにも切り込もうという意気込みを感じる。

陽気な学園生活もあり、根深いダークな思想とのぶつかり合いもあり、少年たちの成長の物語もある。
まだまだ序盤だが、見どころ多く、先が楽しみ。

何故かここまでの劇場版だけ全部観てしまっているが、緑谷少年と爆豪少年、ここまで拗らせていたのかと思うと、色々エモい。

爆豪少年、ホント厄介すぎる。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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