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僕のヒーローアカデミア 第3期のmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.3
シーズン3、完走。
並走しながら観てる『ONE PIEACE』よりも、こちらは1シーズン2クール分、25話ぐらいで一区切りにはなっているので観やすい。

もともと劇場版を予備情報ナシで突撃して、そっちから入っていて、コミックを一切読んでなかったので、ここまで来てやっと『ヒロアカ』の世界観というか、物語の進み方を理解してきた。

“個性”と呼ばれる人それぞれの特殊能力を持って生まれてそれが発現するのが当たり前の世界。

それを活用して普段の生活を営む一般人もいれば、悪事に使う“ヴィラン”化する人もいれば、それらから一般人を守りより安全安心な世界を作りたいと願う“ヒーロー”になる人もいる。

とにかく色んな“個性”で溢れてる。
“悪魔の実”の比ではないほど溢れかえってる。というかほぼほぼ標準装備となっている。

だから、この物語は、“とにかくたくさんある個性”にフォーカスして色んな“個性”や“使い道”、そこから生まれる多種多様な人間模様に介入していく物語で、多くの人物にフォーカスして1話完結の物語が多いのかと思ってた。

“個性”vs“個性”の構図ならば日本の特撮ヒーロー的な。

でも、違った。
あくまで強烈で未熟な2枚看板を中心に描く。そこはブレない。

そんな世界で“個性”を持たないのにただただヒーローに憧れ、能力がないのにそんな志であることで絶対的なヒーローの目に留まり、その偉大なる力を受け継ぐことになった緑谷少年。

その緑谷少年と幼馴染で幼い時からその“個性”でカリスマ性を醸し出すも、馬鹿にしてた緑谷少年がメキメキ頭角を表す模様が気に入らずどんどん拗らせていく爆豪少年。

この“同じ側同士”であるはずの2人の切磋琢磨、衝突、から生まれる成長の物語。
今はそんな感じ。

それがベースにあった上で“ヴィラン連合”なる不揃いの“ヴィラン”組織が立ち上がり、アンチヒーローを掲げてあの手この手で学園に手を出してくる。

シーズン3ではその2つの軸が混じり合う。
今までも混じり合ってはいたが、より成熟してきた感じ。

さらに、ヒーロー側では別のクラスや学園の生徒が混ざってきたり。
ベースをブレさせず、拡大してきた。

そして、“ヴィラン連合”の思惑や利害も整理しながら少しずつ全貌を見せてくる。

ギャグ要素交えて明るくも厳しい学園生活を描く一方で、ヒロイズムや2大看板の根深い因縁に切り込む。

このバランスが素晴らしい。
だから一度観始めると止まらない。止められない。流れるように観れてしまう。止めてしまうと逆に“次が気になる”ストレスに。

だからこの勢いで次シーズンに行きたいが、並走する『ONE PIEACE』も気になる。
このジャンプコンビの並走、なかなか悩ましい。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
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(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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