なるほど最終決戦らしい濃いシーズンだった。
懐かしいキャラも続々出てきて(けっこう忘れていたが)文字通りの総力戦。
しょっぱなから米国ナンバーワンヒーローが登場したり、ヴィラン分断作戦や、民衆の暴動など盛りだくさんだった。
ヒロアカって設定は複雑に作りこんでいるが、根っこは王道少年漫画だなぁってつくづく思う。
今期はヴィランびいきとしては、なかなかしんどいものがあったが、ヒーロー側に立って見れば熱いシーンが多かったのではないだろうか。
ただその熱いシーンの見せ方に関しては、もうちょっと頑張って欲しかった。
原作未読なので、構成やセリフに文句はないが、ボンズらしからぬ作画だったとは思う。
アニメを観るとき、作画が気になってしまうと没入感が削がれるのだが、今期は静止画の多様で乗り切れない回がチラホラあった。
戦闘中に挟みたい、モノローグや過去回想。これらをテンポを損なわずに表現することの難しさを改めて感じた。
final seasonへ期待を込めて評価は甘め。
このアニメ(と死柄木)が有終の美を飾れるよう願っている。