ももさく

蟲師のももさくのレビュー・感想・評価

蟲師(2005年製作のアニメ)
2.8
蟲師のぎんこは少年の元を訪れる。少年が物を描くとそれは生命となる。少年の祖母は、ここから出てはいけないと少年に言っていた。そして、恐ろしい恐ろしい哀れな子と言っていた。

ぎんこ(中野 裕斗)子供の頃はヨキと言う名だった。子供の頃のある経験から記憶と左目を失い右目は緑眼となり白髪となる。蟲の研究をしつつ旅をしている男。

化野(うえだゆうじ)あだしの。ぎんこの友人で医者。

ぬい(土井美加)幼いヨキを助けた蟲師。ぎんこと同じ白髪緑眼。

兎澤あや(名塚佳織、黒葛原未有)代々ウロ繭を作る。ウロに連れ去られた双子の姉イトを探し続けている。

いさざ(小清水亜美)光脈筋の変動や蟲に関する情報を蟲師に売ることで生計を立てている。ぎんことは子供の頃からの知り合い。

登場キャラ→神の左手少年しんら、少年びき、びきの母親、村の代表のおばあさん、ツノが生えた少年真火と母親、予知夢を見る男性じんとその家族、緑の髪の女性いお、生き神あこや、あこやの父親、信者、少年ナギ、虹郎、虹郎の家族、しろう、みひち、なみ、祭主、さね、たがね、むじか、こだま、朔、はな、ぜん、竹林から抜け出せないきすけ、混ざり物のせつ、すず、見えるみはる、ウロ守、絵師の塊、塊の姉や家族、吹、天体観察をする淸志朗、狩房淡幽、書物の案内をした薬袋たま、わたひこ、あき、やすけ、澪、いさな、しげ、てつ、野萩、なお、みく、あまね、あまねの父親、沢他。


     「枕の語源は魂の蔵」

全く見た事なく、何となく見てみました。まず絵的には和風なのにオープニングが洋楽!それがとてもいい雰囲気で…かと思えばナレーションの声は、ちょっと恐めで…後でぬいの声と分かったけど。言葉的には蟲と言ってるが結局霊的な感じですな。コメディ要素は、あまりない。

よく使われてる音もバリのガムランっぽい感じで怖いような癒されるような不思議な感覚になる。

この手の感じなら夏目友人帳の方が好きですけど、こっちはこっちでいい。

ぎんこの声が魅力的で調べたらVシネマに沢山出演している俳優さんのようです。

緑の杯、津波、カビが生える病、生贄、昼顔の花、歯、スズリ、降って来る氷、常闇、吊り橋、タケノコの子、ウロの穴、空からの糸、炭の脚、緑のスライム状、母に似た子供、蟲が作りだした粒、体に錆、毒を吐く植物、目が良くなる蟲眼福、ビワと千里眼も印象的。

   「子供の皮を被った蟲なんです」

なんとなくインパクトがあったのは絵師の話しと子供が増殖する話し。

「そうする為に人は火を使うようになったんでしょ?」

なんだか風の谷のナウシカが私の中では浮かんでしまった。毒をどうにかする為に火で殺すみたな…。

あからさまな人の姿をしているとか妖怪っぽさ、霊っぽさは感じられない顕微鏡でみるアメーバのようなプランクトンのような不思議な存在達が多かったなーと思いました。でも人に入り込む事は、あり得るし見える人と見えない人がいる。決して霊とは言わず、それを蟲と表現している作品でした。

シーズン2もあるようなので、もし配信されたら見ようと思います。