タングステン

プリンセス・マヤと3人の戦士たちのタングステンのレビュー・感想・評価

4.8
楽しみだったので後回しにしていました。そのため、大幅に期待値が高まっていましたが、どんなハードルも容易く超えるができるほどの完成度でした。

「ブックオブライフ」以上に、キャラクターや世界観の魅力を引き出すことに成功していると思いました。ディズニーやピクサー、イルミネーションのような大きな会社では生み出せない、この監督のオリジナルの魅力があります。

個性的で癖のある作風かもしれませんが、それは全くのマイナス要素ではないです。キャラクターの内面描写が丁寧に描かれるため、見た目のデフォルメ表現とのギャップにより、深みのあるキャラクターになっていると思いました。

シネマスコープの縦横比から飛び出す表現は、サブスク配信ならではの表現で必見です。映像そのものの品質はトップクラスで、大人でも圧倒されるレベルの迫力あるシーンが満載です。

子供が観る分には、極端なホラー演出はないのですが、ビジュアルで怖いと感じるキャラクターがいるかもしれません。