罪人を使った替え玉の新撰組！
元の新撰組の魂が宿ったオーバーソウル刀！
陰陽霊魂兵器による国家転覆！
こんな感じで勇ましく始めたものの、盛り上がらない展開とてんで格の低い敵役のせいで見掛け倒しのまま終わってしまったアニメ
まず主人公たちのチームとしての盛り上がりところが希薄。それぞれが二人組になって仲良くなるってのは良いんだけど、一番大事な主人公タッグが散々反発したくせに特に理由もなく相棒感出されるのは困った。それと主人公の一番星が「ブッコミダー」言ってるだけでなんとなく慕われ始めるのも辛い
オーバーソウル刀に関してはホントもうこの設定いるの？ 感がすごい。最初は戦闘力アップ効果っぽいのあったのに、終盤まで行くと最早光ってるだけで、宿ってるはずの新撰組の魂も何の自我も示さないの酷すぎる
そしてなによりも、主人公の生き別れの弟にして敵側の大将格にして親殺しとかいう因業と属性マシマシの羅生丸とかいうライバルキャラが致命的にダメ
大義は借り物、親殺しも自分の意志でなく、ならばそういう洗脳された操り人形的なキャラ付けかと思いきや、主人公にほだされてなし崩しで組織の足抜けを言い出す始末。じゃあせめて宿業を背負って生きるのかと思いきやボスキャラと心中して満足気に逝ってしまうという……とことんこちらの期待を裏切り続けた子だった
桂小五郎以外に馬鹿しかいない長州藩。チープさの極みデザインなラスボス安倍晴明。何か匂わせて勝手に焼身自殺する黒幕。脇を固める連中もとことんダメだったな
序〜中盤までは確かにワクワクしてたし、西川兄貴のOPもアガる。だが回を重ねるごとに興奮は冷め、気が付けばブッチぎるどころか尻切れトンボな半端者になってしまったな〜
