「もう喰ったさ。腹、いっぱいだ」って、とらの最後の台詞で涙腺決壊(笑)。
潮ととらは単に獣の槍を使う者と捕食者の関係だけでなく、深い縁があったのだとわかっていくとともに、潮が助けてきた者たちが力を合わせて白面の者を追い込み、二人の戦いを支えていく怒涛のクライマックス。
一方の白面の者も殺戮と破壊の限りを尽くしながらも奥底では受け入れられることを望んでいたことがラストでわかる。
原作漫画は未読だけど、原作通りなのだとしたら、かなり丁寧に描く人なんだなと思った。全ての登場人物のドラマをちゃんと作って、しっかり救済していくというか。
あまりダラダラすることなく、ちょうど良い長さなのも良かった。
『からくりサーカス』も見てみようと思う。