推しである伝説的なアイドルの子供に生まれ変わるお話
普通に面白くて驚いた！
本題である復讐譚と芸能界のアレコレの描き方とラブコメが妙に噛み合っておらず全ての要素が何となくズレたような印象を覚えたものの、B小町にフォーカスが当たってからは本作が群像劇スタイルであることを理解。主軸は全員が闇と野望を隠し持ちながらアイドルと俳優として生き抜こうとする群像劇スタイルの中に復讐譚というスパイスが効いている感覚。でも群像劇スタイルを1クールで描こうとした結果、結局はそれぞれの人物紹介と物語の導入で終わってしまったのが気になった。
そしてテーマ性が陳腐な感じは否めない。取り扱われる社会問題やその問題を描く際の演出はかなり凡庸にも思えたものの、キャラクターの個性と物語のおかげで問題提起一辺倒には陥っていなくてそこは良かった。
気になる点は色々あるものの、しかし物語面は普通に楽しくキャラクターもそれぞれが魅力的で可愛く描かれていてそれだけでも十分満足。みんな可愛くて好きです...
