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学校のコワイうわさ 花子さんがきた!! 第1期のkanacoのレビュー・感想・評価

4.0
ポンキッキーズのコーナーにあった4分くらいのショートアニメ。小学生が怪異に襲われ、闇の世界の住人である“花子さん”が助けてくれたり、くれなかったりする。学校の怪談や都市伝説を中心としたオムニバスホラー。花子さんが来てくれないと容赦なく殺される😂今でもよく覚えている子供時代に親しんだホラーの1つです🥰(150文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

1994~ フジテレビ 

フジテレビ系で放送されていた子供向けのテレビ番組「ポンキッキーズ」。1993からタイトルを微妙に変えつつ長期放送していたので、世代によってMC・キャラクター・番組内容(コーナー)が全然違うかも🤔

私が見ていた頃は、スタジオではBOSEという男の人と、ピンクのウサギ・リンリンこと安室奈美恵、グレイのウサギ・ランランこと鈴木蘭々がメインを飾り、キャラクターはお馴染みのガチャピンとムックに加えて、Pちゃんという「P」文字の形をしたキャラクターが「ピピピピー!」と連呼していた。

OPには斉藤和義の「歩いて帰ろう」、EDには米米CLUBの「Child's days memory」。テーマ曲は森高千里の「ロックンオムレツ」と山下達郎の「パレード」だと思っていたのだが、それは前の期だったらしい。コニーちゃんがジャカジャカジャンケンで子供たちに毎回勝負を挑み、森本レオが「機関車トーマス」を朗読する。安室奈美恵と鈴木蘭々がシスターラビッツと名乗って「一寸桃金太郎」を歌っていた。

それらのコーナーの中、異質さを持って子供たちに優しくトラウマを与え続けたのが「学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!」である。

前置き長い!😂

★ストーリー★
もし、あなたが幽霊や妖怪に襲われてしまったら、粗大置き場にある古い公衆電話で“花子さん”を呼んでみましょう。花子さんは、おかっぱ頭で赤いスカートをはいた、闇の世界に住んでいる小学生くらいの女の子。スカートに付いたチューリップ型の「幽霊しばりアップリケ」で怖い幽霊を闇の世界へ連れ戻し、ハーモニカを吹いてさ迷う幽霊を成仏させて、あなたを助けてくれます。…まぁ、“来たら”、なんですけど😀

幽霊にお困りの方は、花子さんにお電話を…。

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番組内の一つのコーナーとして放送された、4分くらいのショートアニメ。小学生が標的となって怪異に襲われるという、学校の怪談や都市伝説を中心としたオムニバスホラー。

メインキャラクターとなる幽霊の花子さんとその相棒のホワホワちゃんは、いわゆる【ゲゲゲの鬼太郎】の女の子版みたいな存在で、言葉の通り「来たら」助けてくれる人間の味方。しかし、毎回来てくれるわけではなく、花子さんがストーリテラーに徹してしまうこともあり、その場合、人間は悲惨な感じで死ぬことになる(笑)小学生・幼稚園向け番組なのに😂

「♪ホワホワ ホワホワ 花子さん、ホワホワ ホワホワ 花子さん、きたらたすけてくれるよ」というキャッチーでコミカルなオープニングから始まり、ナレーションをする伊武雅刀さんの低くて淡々とした語りが、本当に怖いのだが同じくらいに心地よい。

年少者のトラウマ製造機だった本作。印象に残っている回は、月並みだがやっぱり「さっちゃん」や「トンカラトン」、「人食いランドセル」「赤い靴の女の子」辺り…。全部花子さんが助けてくれない回😂

「トンカラトン」の理不尽さは衝撃だったし、今でもふと、「トン、トン、トンカラトン」というフレーズが耳にリフレインすることがある🤣「さっちゃん」を見た夜は(たぶん幼稚園年長か小学生低学年の頃だと思うが)ちゃんとバナナの絵を枕元に描いてドキドキしながら寝た。無事、私の両手足は切断されることなく守られた(笑)

💬あの頃のアニメの声に出して言いたい名セリフ
「幽霊しばりアップリケ、幽霊を闇の世界へ連れ戻しなさい(棒読み)」

私は、当時この作品が好きすぎて、親にねだって本も買ってもらっていた。赤いカバーで表紙に花子さんとホワホワちゃんが描かれ、それが蛍光塗料で塗られているので、夜中に花子さんとホワホワちゃんが、淡い光で浮かんでいるっていう(笑)

今でもよく覚えている親しんだ子供時代のホラーの1つであり、愛せるトラウマです🥰
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