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僕の心のヤバイやつ 第2期のBremingerのレビュー・感想・評価

僕の心のヤバイやつ 第2期(2024年製作のアニメ)
5.0
1話からの印象がここまで変わった作品は過去見ても無いんじゃないかってくらい、今まで観た恋愛作品の中でもずば抜けてときめきまくった。

主人公が時間かけてでもしっかり成長する作品が大好きなので(よって転生系やチート系はよほど狂ってない限り成長が感じられなくて苦手)、最初はいじいじしていた京太郎がどんどん漢になっていく過程が好きすぎて、山田杏奈の事を好きになり、己の殻を破って山田杏奈に告白する。
中学生のなんてことない恋愛と言ってしまえばそうなんですが、この頃の年代は好きに向かってまっすぐになっているお年頃。今では不貞腐れてしまった自分も中学の時はしっかり恋してたけれど、気持ちは伝えきれなかった。京太郎はその気持ちを頑張って自分の言葉で伝えていて、どのシーンも美しく逞しくてしっかり泣いた。誰よりも強い京太郎に拍手を。
山田もモデル、女優と少し離れた世界で葛藤する中で京太郎との恋を通じて自身のキャリアアップも果たして懸命に努力する様子が映されており、泣きじゃくりながらも我を突き通しての成長にこれまた泣いた。

進級したのもあって濃いキャラクターが増えるけれど、恋敵が増えるのではなくフラッシュモブ大好きな面々が増えてコメディ要素も強化されるというのが今作の面白いところ。フラッシュモブをなんとかして回避しようとする様子はすれ違いコントのようで好きだった。

最終話の胸キュンシーンの昂りが原作とアニメでは違うところで最高到達点に辿り着いていたのが印象的だった。原作では鳥居のところが最高潮だったのに、アニメでは図書室が最高潮。どちらも素晴らしいシーンだったが故に2つの媒体で違う良さを感じられて、この作品をアニメで見れて良かったなぁってなった。

2期のOPがこれまた素晴らしく、滑らかな作画をたっぷり見せてくれて、サビでのダンスシーン。もうここでハートに矢が刺さりまくった。ぎこちないけどしっかり踊ってからの2人でハートマークはヤバい、もうここで見ているこちら側が爆発しそうになってしまった。好きで好きでたまりません。

原作を読んでいるのでその後の物語も把握済みですが、その後もたっぷりときめかせてくれるのであわよくば3期でまたハートを撃ち抜いてください。京太郎、杏奈おめでとー!!!
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