ミウム

ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITIONのミウムのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

本作は10年程前にやっていた劇場版を再編集した完全版らしいですが、私はその劇場版を視聴していないどころかベルセルク原作を少し読んだ程度ですので、本作のMemorial Editionと97年の旧アニメ版を視聴した上でのレビューとなります。
まず作画ですが個人的に旧作の方が好みではありますが、CGのクオリティに関してはそこまで違和感は感じなかったし、迫力のある戦闘シーンを堪能できます。
話の構成も全13話なので旧作よりテンポ良く進んでおり、栄光を掴み取った矢先にどん底へと堕ちていくまでの過程と蝕の絶望感をしっかりと描いております。しかし前半は駆け足な部分が少々目立つのでガッツとグリフィスの関係性は旧作の方が丁寧に描いています。
話のオチは旧作の方は完全に尺不足でしたが、本作は使徒に宣戦布告して締めくくる終わり方がガッツの心情も含めてガッツらしさもあって良い俺たたエンドだったと思います。
97年版のアニメとの比較してのレビューになってしまったのは申し訳ないですが、どちらも原作の魅力が伝わるし未完の名作と呼ばれる理由がよく分かる圧巻の作品でした。
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