くまま

アイドルマスター シンデレラガールズ U149のくままのレビュー・感想・評価

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年少アイドルをメインに据えつつもアイマスシリーズでも特に“大人”社会描写が多いアニメだった。
社会人になってから観て良かったと思う。

創作ではストレス要素として省かれがちな、
理不尽な大人の事情とかアクシデントも、
あるある、と思いながら見た。
このアニメの「虚構」はストレスの無い社会じゃなくて、理不尽に真っ直ぐ、ときに大人びて立ち向かう子どもたちだったのかもしれない。


しかし何と言っても、各アイドルの扱いがとにかく丁寧!
全キャラ個人回有りは破格。
担当でこれされたら泣いてしまう。

そして終盤、ありすの個人的問題が作品全体テーマに接続されるのが本当に素晴らしい。
「橘ありす」にこだわらなくなったありす、「U149」にこだわらなくなったプロデューサーの描写は、
それまで描いてきた、「大人/子ども」、「肩書き」にとらわれず自分らしく輝くアイドルたちの集大成にもなっていた。
くまま

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