実写映画的な表現(広角レンズや引きのカメラ、カメラ運動!)、漫画的なデフォルメ表現、手描きとCGを併用したライブシーンなど、とにかく映像表現の豊かさが光る。
もちろんその演出が空転することはなく、子ども/オトナそれぞれ等身大の活力や葛藤を描くストーリーと同調し、キュートかつちょっぴりシビアな世界観をつくりだす。
「やっぱ、こーいうアニメが観たかったんだよ!!!!!!!」と叫びたくなる快作。
ところで、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(第三村パート)を見返したくなった。この二作こそが、日本アニメのリアリズム描写を更新したのだなと再確認した。