鑑賞者

ぼくのデーモンの鑑賞者のネタバレレビュー・内容・結末

ぼくのデーモン(2023年製作のアニメ)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

グロい。いろんな意味で。

日本サブカルのキメラみたいな作品。

核→ゴジラetc.
デーモン→ポケモン・デジモンetc.
パンデモニウム→怪獣もの

まず、エンディングテーマ良すぎる。カタルシスっす。

デーモンのキャラデザ◎。ビジュアルもさることながら、それ以上にデーモンのビジュアル自体にストーリーがあるのが素晴らしい。リアリティと想像が加速する。

人間vs.非人間(デーモン)の闘いにおいてハーフ的存在が共存の道を拓くってストーリーはさすがにありきたり。いやもちろんね、ありきたりだろうが何だろうが、それが真理であれば何回でも擦れば良いんだけどさ。結局それをデウス・エクス・マキナで描いただけであって、証明になってない。どうすれば大きく隔たったふたつの存在が共存していけるのか。これは真に重要な問題なんだから、その筋道をちゃんと示さないかんでしょーよ。ポーズだけの思想ではだめ。

かなりアイコニックな作品で、ポテンシャルも申し分なかっただけに残念。
鑑賞者

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