攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGのAKIRAのレビュー・感想・評価

独立がキーとなる。タイトル通りスタンドアローンだ。米帝との狭間に苦しむ日本政府や行き場を無くした難民達、加えて公安9課も首相に命令されてばかりで葛藤する場面もある。意識を並列化されたタチコマでさえゴーストの有無につき思考する場面があるあたり、メインテーマからそれない。一貫したテーマで深みがあった。それゆえ帰属組織の目標を訴えかける自爆テロなどの自己犠牲の描写が強調されていたように思う。
また、取り分けキュートなタチコマが歌う童謡、そのシーンが感傷的だった。