あやの

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXのあやののレビュー・感想・評価

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(2002年製作のアニメ)
3.8
え、ちゃんと面白かった!
嬉しい😂

というのも高校のとき映画を夜遅く見始めたら完全にダメだったので苦手意識があったままで。
(映画は意外と静かだし、会話や話自体もとっつきにくく頭入らないしでとにかく眠かった)

でもこのTVアニメ版は笑い男以外は一話完結のためか比較的起承転結が分かりやすかったり、銃撃戦と肉弾戦ともにアクションも見所だったり、キャラの人間味も楽しめたりと(まぁ実際わかりやすく掘り下げてくれたのはバトーとトグサぐらいだけど)、結構エンタメしてたので割と入りやすかった。
いや基本難しいんですけど…。
ゴリゴリの硬派っちゃ硬派かも?
社会問題全般はともかく特に汚職や外交・軍事問題多め×近未来サイバー捜査系×全編通して哲学的(特に笑い男関連)
っていう私にとってのとっつきにくいをかけ算した分野なので気抜いてると意味わからなくなる事も多々😂
集中しても理解できないものは潔く諦めた😂

しかし全体のクオリティがとんでもなく高い化け物アニメなんだろうなって事は確か。日本を代表する名作認定も納得。

毎回のテーマのような社会問題も、人間の良い部分悪い部分リアクション等の普遍的な部分も、顛末も、そして哲学的な問いかけも、全部考えさせられる。

正直1話目は全然世界観や専門用語の説明なく難しい話だったからまたか、て置いてけぼり感やばかった。

でも3話目の映画好き青年とアンドロイドの恋愛?の話で惹かれた。ラストまで上手く出来てて純粋に面白いなって。
(実際の古い映画出してるのとても良い、勝手にしやがれ観てないけど😂)

9話目の笑い男に関するファン?による考察だけの回もこれだけで十分面白かった。

10話目のエグい皮剥殺人犯の話、濃密過ぎてこれ30分未満?てくらい見応えあった。描いてる事や描写はキツイけどバトーの掘り下げが良かった。

あとタチコマが噂に違わぬ可愛さで癒し。バトーとのあの辺りの話やラストは感情移入不可避。

笑い男関連やラストの方は展開や真相に着いてくのがやっとな感覚があったけど、当然めちゃくちゃ見応えあった。
数年後見直したらもっと楽しめそう。
あやの

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