第二次大戦前のスパイ物。派手さは無いけど良作だと思う。
基本1話完結のオムニバス形式。全話主人公が違う。通しで出ているのは「D機関」の創設者である中佐だけ。毎回主人公を有名声優が演じている。
どの話も興味深くて、とてもよく出来ている。タバコなどの小物や服装などにもこだわりが感じられる。丁寧な作り。
スパイ物と言えば馴染みの情報屋が出て来たり、サポートする仲間がいたり、ピンチの時には助けが来たりするけど、それがない。たった1人その国に溶け込み、ミッションを完璧に遂行する。
特に11話はそのスパイの孤独にグッときてしまった。
毎話冒頭で「D機関」の説明が入るのだが、その回の主人公が声を充てている。それもまた自分は楽しみだった。
