丁字路

ドロヘドロの丁字路のレビュー・感想・評価

ドロヘドロ(2020年製作のアニメ)
4.0
チェンソーマンやリンダキューブに近い退廃的な香りがする。
カイマンのCVが高木渉さんなのは本当に良かった。高木渉ボイスの素直で陽気なキャラクターは体に馴染む。

開始数分で魔法使い松村が細切れになったり、別の話では女の子の顔の皮が剥げたりするのでゴア描写には容赦のないほうだなと思った。
ただ今のところレギュラーキャラクター陣は退場までいっていないので、まだ手加減している感じがする。アニメで扱っているのが作品全体でいうと序盤部分だからかもしれない。

こんなに死が近いのに妙にコメディタッチな雰囲気が全体から醸し出されている。
このブラックユーモアというかいい意味で悪趣味感みたいなノリがチェンソーマンが影響を受けた雰囲気なのだろうなと思う(松村の肉片いじりとか)
善性を強く感じるキャラクターがほとんどいなくて、何かしら濁りを抱えている人物ばかりなのに、どこか憎めないと感じてしまうバランス感がすごい。

「めちゃくちゃ強いキャラクター達に囲まれてる一般人」には独特の良さがあるのでバウクス先生もちょっと気に入ってる。
全然途中で終わってしまったのですぐ漫画を買ってしまった。
丁字路

丁字路