メモ魔

ドロヘドロのメモ魔のレビュー・感想・評価

ドロヘドロ(2020年製作のアニメ)
3.5
独特な絵のタッチに魅了される部分が多かった。
がしかしここまで評価される所以に自分は気づけなかった。
内容で心を踊らされた部分は皆無。
カオスが売りという宣伝文句をこのアニメでよく見かけるが、作品であればカオスの中にも作者が伝えたい部分に芯が一本通っているべきであり、それを視聴者側が汲み取れる形であるべきだと思う。
それが今のまだ感性が拙い自分にはこの作品から理解できなかった。

キャラクターデザインは露出度やダイナマイトボディってのがかなり大きいかと思うが目を惹くものがあった。
京都アニメーションのようなリアルの良いところをアニメに優しく起こしてあげるような繊細なタッチではなく、もっと殴り書きに近いような豪快なタッチが多いように感じた。
個性があった。

3.5点。
次になにかあるはずだ。
と思わせてくれる展開が13話続いてしまった。
1シーズンで帰結まで持っていけないまでも、山と谷を作るのが構成作家の役割だと思うが、その山谷がこの1シーズンからは感じられなかった。
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