良い作画と良い劇伴、そして謎だらけで興味が尽きない話運びが見事ですが、原作者が旧Twitterでアンフェ（反フェミニズム）論者をフォローしていたのが最悪でした！
作品内にも原作者の低次元な思考が見え隠れしていて、まあまあ不快。
アンフェがするように、活動家の女性を感情的で滑稽に描いて悪魔化したり、「女だけの街」を作中でやはり悪魔化して登場させたり。SNS上でアンフェ論者（そもそも論が破綻してる連中ですが）から仕入れたミソジニー（女性蔑視）をアイディアとして作品に組み込んだことがよく分かります。
こうして見ると、メインキャラの性転換設定（男性→女性）も、男性に女性視点を経験させるためというよりは、女性の身体性までも男性キャラに好き勝手させるためのように思えてきます。
赤ん坊を怪物として描いたり、そのショッキングなところに興味がそそられる作品ですが、アンフェでミソジニストの人間の脳内を描画した作品と考えると、その謎めいた内容も大納得です。理解できるはずがありません。
