少年は如何にして”ルパン三世“となったのか。
原作及び1stを踏襲したスピンオフ作品。
高度経済成長期の東京を舞台に、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒・ルパン三世のルーツが明らかとなる。
相棒・次元大介との出会いは過去にも何度か描かれており、シリーズとの整合性は図られていない。
ただ原作においてルパンと次元は幼なじみであるという描写があり、本編とは完全に独立している。
ルパンの優れた盗みの技術と次元のクールな射撃能力、まだ少年ながらその才能を発揮している。
が、まだ女性に対する免疫はついていない模様。
また中学生の飲酒や喫煙など、コンプライアンスを感じさせない昭和感ある作風も特徴的だ。
アニメではほとんど描かれなかったルパン一世・二世との絡みにも注目。
レギュラー声優不在の異色な「ルパン三世」だが、長年見てきたファンとしては一見の価値ありと僕は思う。