たぶんファビオラに感じる違和感は「地元がスラムだったから血を見るのは慣れてる」のに「自分は人を撃てない」なろう系ラノベ主人公みたいな矛盾に近い。
ベニーのように仕方なく身につけた物の見方があるわけでも、ここまでのロックのようになんとかそうならないように立ち回ってみるでもなく、散弾ぶっ放せばいいのに震えて仲間の殺し屋に片付けてもらうだけってのがハマってないんだと思う。
あっち側⇔こっち側を区別する風潮の中だから余計に衝動的で矛盾だらけの人間性を許容できない空気感もある。
ガルシアを精神的に支える役回りはロックでよかったはずだし、身を守る役割は殺し屋達でよかったし、変貌するロックを日和の世界からドン引きする目線で見るための役割だったのかなと。とにかく扱いが難しいデザイン。
ロベルタは完全にランボーと化したかと思ったらNTRシチュまでこさえたどエロいベロチューが来て困った。
バランスブレイカーすぎて相手がキツネでもFARCでもその辺のチンピラでも変わらなかったまである。おかげでCIAのエダとかロベルタ自身の出自を掘り下げられたのもあるかな。
頭のスイッチを切ってドンパチやってる方が面白いのかもしれない。
