セレソンQ

BLACK LAGOON Roberta's Blood TrailのセレソンQのネタバレレビュー・内容・結末

BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail(2010年製作のアニメ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

シーズン1の時から感じていたが、本シリーズは雰囲気は良いがストーリーはかなりお粗末な印象。例にもれず今作もそうだった。

激痛な中二台詞を吐くのは百歩譲って許すとしても、いちいち説教を長々と垂れるのでとにかく話が進まない。それも説教を垂れる人間がどいつもこいつも自分に酔っている気分屋というのがなお始末が悪い。展開や構図はツボを抑えてはいるが、そこに持っていくまでの話の運び方が全く下手くそで、映像に対してこちらのテンションが全く上がらない。

今作でいえば、せっかくロベルタのロアナプラ帰還という美味しいカードを切っているのに、レヴィとの再戦もなく、ロックはひたすら後出しで自分の計画をただ口ずさむだけというあまりにもお粗末な展開だった。ガルシアに関しては一期で狂犬の姿のロベルタを知りそれを乗り越えて家族としての絆を育んだはずなのに、いざロベルタが目の前で殺しをやっていると解釈違いから恐怖し気絶する有様。それでは一期の物語はなんのためだったのかという気がしていると、終盤ではロベルタは家族をも超えて最愛の人になるというめちゃくちゃな展開でもう何がしたいのか分からなかった。それにファビオラはストーリー上必要なキャラだったのだろうか。褐色ロリに銃持たせて無双させたかっただけなのだろうか。細かい所をあげればキリがないがとにかく色々と残念な感じだった。