このレビューはネタバレを含みます
旅する系はもっとじっとりしてた方が良い
天国大魔境と葬送のフリーレンを見て、旅する系アニメの”バトル”シーンは邪魔なんだなって思った。
主要人物は可能な限り少ない方が良い。
bgmが時々「うるさっ」ってなった。
お話は凡。重すぎず、軽すぎず。よく言えば軽い口当たり、悪く言えば食べてる気がしない。
一話で完結するタイプじゃない
追憶と言いつつずっと平行線みたいな感じかと思いきや、ちゃんとストーリー進んでく感じで微妙
フリーレンに気づきを与えるギミックとしての存在という印象強めのフェルン、シュタルク
旅する系のアニメということで、キノの旅が好きな私には刺さるアニメかなと思ったが微妙だった。雰囲気が良いのはすごく分かるが、バトルシーンに必要性を感じなかったのと、重すぎず軽すぎずのストーリー過ぎて、観ていて感情が揺れ動く感覚を感じなかった。
時に心をグサリと刺すようなお話が好きな私には、いまいち刺さらないアニメだった。
追記
どうにかフェルンとシュタルク、フリーレンとヒンメルの関係性を分かりやすく形容できないかと、ずっと頭の片隅でもやもやしていた。Twitter等で流れてきた動物が抱き合ったり、喧嘩している様子を見て、昔飼っていたペットを思い出し、ペットの行動の意味を理解する。これは結構言い得て妙なのではなかろうか。
幼いころは何の気なしにペットと抱き合ったり、ちょっと喧嘩したり、その意味を理解しようとすることは無く過ごしていく。そして、大人になって他の人とペットや動物同士が抱き合ったり、喧嘩したりする様子を見て、「あれは愛情表現だったんだ」とか「あれは怒ってたんだ」とか、昔飼っていたペットの行動の意味を理解していく。懐かしいなとペットとの思い出を追憶する。我ながら良い例えではないか。こう考えるとやはり、種族の壁は厚いと思う。
いくら仲いいペットと飼い主でも、恋人にはなれない。ファンタジー色強めの少女漫画だと異種族カップリングも珍しくないが、この作品の雰囲気ではいらないなと思ってしまう。もし異種族カップリングがあるとしても、禁忌だったり、本来はあってはいけないものみたいな雰囲気が欲しい。