葬送のフリーレンのSatomiのレビュー・感想・評価

与える側になって初めて、与えられていたことに気づく。
優しさや愛情を受け継いでいくこと、次の世代に伝えていくことが生きていくことなんだと考えさせられる作品。
子どものとき、後輩だったとき、いかに親や目上の人に良くしてもらっていたのか、自分の番になって気づくのと一緒。

一方、憎悪も同時に受け継がれて伝播していくことも、魔族として具体化して描かれている。
最近の人気作だと、悪者にも背景があるんだよ論が主流だったような気がするが、これは勧善懲悪でわかりやすい作品。