「人間の寿命は短いって分かっていたのに」
漫画本編も、これを10年前の大学時代に見たら「あぁ、いいアニメだな〜」くらいで終わるのだけど、大人になり老いや周りの死を少しじつ体験した30代だからこそ、沁みるものがある。
漫画1話も号泣。アニメ1話も号泣。続いて漫画2話も泣くのだけど、アニメ版だと1話にくっついていてまた泣く。
勇者ヒンメルから始まって、ヒンメルのさりげないけど優しさがハイターに繋がって、ハイターからフリーレンに繋がって。優しい世界の連鎖に胸がキュッとした。
勝手に漫画の最初はフェルンの成長物語かと思いきや、4人の勇者と巡った10年の旅をなぞる話なのね。
この漫画のいいところは、感想コメントにもあるように普通のバトル漫画ではバトルシーンが手厚く日常パートがサラっとなのに、逆。
日常のシーンがしっかりなので沁みる感動が多くてバトルシーンはアッサリ。
アニメの後半、タイトルの意味を回収する話の部分では、緊張感あるバトルシーンがアニメならではの迫力で良かった!
最初の数話目にフリーレンがフェルンへの誕プレ迷う会があって、さりげないのだけど、その後も適宜プレゼントを贈る会が出てくるんだけど、じーんと来てしまった。
確実にフリーレンだけじゃなくて、みんなが成長しているんだよね。
物がどうじゃなくて、喜んでもらおうとか大事にする「気持ち」の話。
好きすぎて漫画3週目くらいなのですが、ちょうどアニメ放映時期の本誌が熱く、ちょうどシーズン2の後なので……絶対続編お願いします。