めちゃくちゃに使い倒されたファンタジーの世界の中で「死生観」という切り口から物語を構築した原作者、あまりにも天才すぎるでしょ。
人類(視聴者を含む)から見たフリーレンと魔族から見たフリーレンを表現した「葬送のフリーレン」っていうタイトルも超秀逸。
不器用ながらも真っ直ぐで優しさに溢れたフリーレン、フェルン、シュタルクをはじめとした登場人物全員の言動、ハートフルな展開に涙。何てあったけえ作品なんだ。間でアツいシーンも組み込んでくれて大満足です。
それぞれのキャラの仕草が細かく描かれていて、感情がすごく丁寧に表現されているのが映像作品としても本当に良かった。特にフェルンとシュタルク。マジで尊い。
フリーレンや一緒に冒険した仲間達の冒険譚が彼らの生きた証として、現在我々が見ている「葬送のフリーレン」になっていると思うと、物凄くエモい。
そしてきっと今も旅をしているであろうフリーレンにどこかで会えると良いなと思う。
