グラビティボルト

葬送のフリーレンのグラビティボルトのレビュー・感想・評価

葬送のフリーレン(2023年製作のアニメ)
3.1
何処までも続いてそうな青い空(多分現在と過去を繋ぐもの)に強い輪郭を持ったキャラクターが立つショットが凄くドラマチック。
あと、斎藤圭一郎作品として前作「ぼざろ」と並べて観ると、コミュ障の天才が好みの仲間と一緒にモラトリアムを漂う話に興味がある事がわかってくる。
魔術をPCのスペックみたいに描写して、
過去の大魔族は現代魔術の基礎に敵わないというギミックも面白い。
みんな大好きアウラの切断される首主観視点も残酷時代劇みたい。

随所のアクションも光るものはあるが、
俺は近距離戦の描写が無いバトル漫画が好みじゃないステゴロチャンバラ嗜好者(ビームの撃ち合いがニガテ。ハリポタも冷笑してます)だから、
世評ほど好きにはなれず。
同じ無表情バトル漫画なら「ワートリ」に一票。勿論フリーレンも凄いけどね。