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葬送のフリーレンのCIVILのネタバレレビュー・内容・結末

葬送のフリーレン(2023年製作のアニメ)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

引き算の美学
どのキャラも好きだがカンネ&ラヴィーネ、ザイン、リヒターが好きです

鳴り物入りの放送開始といった感じで始まった作品、観ない理由はないだろうと見始めたら良すぎた…

魔王討伐の冒険を終えた後、エルフ故の時間感覚のフリーレンから醸し出されるゆっくりとした時間経過でフェルン達との新たな冒険譚を観るというどこか不思議な心地良さ

前半クールは基本的に1話完結的な冒険を観ているのがオフビートな感じで良かったし、断頭台のアウラ編ではフリーレンのみならずフェルンとシュタルクの強さを知れるエピソードとして面白かった
個人的には多くのキャラが登場し群像劇としても楽しめた一級魔法使い試験編が一番のお気に入りかも、一次二次とそれぞれの試験も見応えがあったし

まだキャラがよくわかってない序盤からカンネとラヴィーネの関係性をクリティカルでくらって参った…あまりにも好みすぎた…
その他デンケンパーティやヴィアベルパーティが仲良しになってる光景も微笑ましく観てた、どのキャラも魅力的である

全編通じて時折回想として出てくるヒンメル達と過ごした冒険の日々の記憶がまた良い、フリーレンの長い人生(エルフ生?)の中で“たった10年の冒険”がかけがえのないものになっているということが美しい
そしてヒンメルという男、ほんまに…ダメだろあれは…狂わせにきてやがる

2期は既定路線と確信していたこともあり、続編の発表がなかったことで初めて「ロス」という感覚を味わっている
いや、いずれやってくれるとは信じてるけど…我々はエルフではないので50年後に続編とかは勘弁してもらって…笑
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