【私なりの感想】
三日月閑「①私の最優先のタスクは、ゾンビにならないためにすべきこと。だから、どこまでいっても、②ゾンビになるまでにしたいことをするあなたたちとは、生きるメソッドが違い過ぎるのよ。My top priority is to do things to avoid becoming a zombie. But you two just want to do things before becoming a zombie. Our methods are incompatible.」
→①ゾンビになるリスクをとことん回避してあくまで平穏な生を享受しようとするのか、それとも、②理想の実現を求めて自分や他人の生そのものさえ危険にさらすか。
→②平穏に生きていたって仕方がない、どうせ死ぬんだという諦観の地点から始めるのか、それとも、①結局は変わり映えのない平穏な日常の安全の中にしか幸福はないという諦観の地点から始めるのか。
→①理想に絶望すれば理想のせいで失望しなくなり現実への希望しか現実的でなくなると考えるか、②現実に絶望すれば現実のせいで失望しなくなり理想への希望しか現実的でなくなると考えるか。このふたつの方針の違いである。
→両者は、振る舞いとしては、どちらもポジティブな人に見え、そしてどちらも諦観から出発している。ポジティブは常にその根底にネガティヴを隠している。
