トルーマンバロウズ

戦国魔神ゴーショーグンのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

戦国魔神ゴーショーグン(1981年製作のアニメ)
3.8
時は近未来、全世界を影で掌握している悪の組織ドクーガは物理学の世界的権威である真田博士を暗殺してしまった。
真田博士の息子であるケンタは正義の組織 グッドサンダーと力を合わせてドクーガに立ち向かう‼︎‼︎‼︎

悪の巨大組織ドクーガに立ち向かう正義の組織グッドサンダーと巨大ロボット ゴーショーグンの戦いを描いたSFロボットアニメーション作品。
正直ロボットアニメーションとして見ると戦いの描写はそんなに量は多くなくガンダムやマジンガーZのようなバトルアニメを期待していると少し肩透かしを食らう作品かもしれない。
しかしこのアニメの最大の魅力はキャラクターたちのウィットに富んだ会話劇にあり、特にグッドサンダー部隊の真吾、キリー、レミーの常に冗談を挟んだユニークな会話劇は見ていて非常に楽しく、演じる鈴置洋孝や田中秀幸など名優たちの演技力もあってこの作品の魅力を非常に上げていたのは好印象だった。
また最終回もなかなか哲学的な結末を迎えるのでそういった意味でも異色の作品だった。
全体的にロボットアニメとしては若干物足りない感じもあるが、キャラクターたちの人間ドラマは非常に楽しい異色の名作だった。