このシーズンは秦国内の話が中心となる
他のシーズンとは少し異なるシーズンだけど
秦国がまとまり中華統一に向かう上では
非常に重要なシーズン。
前シーズンのダイナミック戦闘とは逆に
政と呂不韋、太后の様々な思惑や過去が
複雑に絡み合う知略戦に魅力がある。
前半は政の弟、成蟜が呂不韋らの策略に
嵌ってしまいますが
キングダム自体の最初の方に登場、
全く小物で鼻持ちならず、卑怯で残忍な
成蟜が成長した姿に原作を読んだ時に
驚かされました。
もしこの成蟜が生きながらえたなら
きっと政の良き理解者として
力になってくれたであろうと思うと
もったいないと思いました。
最初のところで弟を葬らずに
生かしたことの意味はあったのかと思います。
呂不韋の語る理想の世の中は
血が流れず、憎しみの連鎖も
生まないと思えば良いなと思いつつも
そこに明確な階級や貧困の差
様々な詐欺や汚職などもはびこることは
予想されて、決して光る部分だけでなくて
やがてその世の中も武力クーデターで
崩されるように思うと
人の世はと切なくもなります。
原作でSEX依存症になった太后を
どう描くのだろうと心配でしたが
うまく描かれていたと思いました。
シーズンを経るごとに
信らが大きくなり
戦闘シーンで血が描かれるなど
進化を遂げるキングダム。
桓騎が本格的にでてくる次シーズンが
楽しみです。
