針鼠

本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられませんの針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2024/01/31 amazon prime anime times 全15話 ★★★☆☆☆

2022/03/20 netflix ★★☆☆☆ 再鑑賞 

マイン周辺の子供たちが、実年齢よりも3歳くらい年上にしか見えない、というのは、舞台が異世界なので、子供の身体性・社会性の発達の度合いが違うからだろうと考えればまあまあ納得できる。

またマインの精神年齢が成人女性とは思えないほど幼いというのは、……、……、……、ま、その程度の精神年齢の人もリアルに幾らでもいるし、ということで。なんとか納得した。 

でも何よりも本が普遍的ではない社会なのに、庶民文化に口承文芸の痕跡すらもないってとこには違和感ありまくり。著者は平家物語を語る琵琶法師の存在とか知らないの? 講談とか落語とか聞いたことないの?

あとマインの知識、おかんアート関係の実用知識に偏り過ぎていて、一般的な科学的知識とか文学的教養とか、殆ど持っているように見えない。マインの過去の読書歴はライトノベルと入門レベルの実用本が主たる読書範囲で構成されているとしか思えない。ということは。この物語の著者は実はさしたる本好き・本読みじゃないですね。

ただ本についてだけは図書館の歴史とか書籍作りの歴史とか中級レベルの成書を複数読んでいると思う。この辺りだけはさすがに漫画描く前にちゃんとお勉強したんだろうな。
針鼠

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