妖怪、精霊、天使と悪魔、神様などの超常的存在=通称『アナザー』
彼らの対応をする特殊部署【新宿区夜間地域交流課】に務める職員さんのお話です。
作画も綺麗でわかりやすく、さくさくと進んで面白かったです。
アナザーの言葉がわかる“砂の耳”を持つ主人公・宮古新(みやこあらた)くんは安倍晴明の末裔とのことですが、なにしろ勤務先は新宿ですので登場キャラは世界規模です。
アステカ神話の災いの神・ウェウェコヨトル(老いたコヨーテ)こと琥珀さんをはじめ
都庁のエレベーターに細工をしたパンドーラさんや猫又、猩々(しょうじょう)、八咫烏、天狗、座敷わらしなど、とてもダイバーシティトーキョーで素晴らしかったです。
9話目『幽霊団地の夢魔』の最後には突然のことにショックを受けました。
対話が可能なら、共生できる道を探したいですし、不可能なら影響が出ない範囲まで距離をとりましょう。安易な判断が祟りを呼んでしまわぬように。
生きとし生けるものは、みんなおなじなのかも。みんな“神様”なのかもしれないと思いました。