薬屋のひとりごとのぴかのレビュー・感想・評価

元は小説だからか、物語の運びや言葉がとても綺麗。
最初のおしろいの毒のお話なんかは今ではそういうものもあったと常識的に知識があるが、なかった時代はどうだったのだろう…きっとこんなふうにみんな反応したのだろうというのがわかってとても面白かった。

現代では当たり前にあるものがない中で、主人公の知識が事件を解決へ導く過程をこんなに面白く描けるものなんだなと思った。

ましてや本作は最近流行りの転生ものなどではなく、主人公は薬学が好きな変わり者の女の子。

作品の着眼点が素敵だなと思った。