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薬屋のひとりごとのodamakinyanのレビュー・感想・評価

薬屋のひとりごと(2023年製作のアニメ)
4.1
PVを見た時はそれほどいいとは思わなかったが、まとめて続けて見ていたら引き込まれた作品。脚本が非常にしっかりしていて、表面上の裏に何かが隠されているように作られている。一期だけでは解けない謎が数多く残されて終幕したので、二期に期待が寄せられる。

猫猫と壬氏のキャラクターが良くて、特に猫猫が既存のヒロインとは違う現実的な性質のキャラクターだったのがよかった。実は美人という設定も嫌味には見えなかった。背景の中国風の意匠もかなり史実に忠実で、唐の時代のように見えたのもよかった。毒薬についての蘊蓄や推理も楽しく見られた。作画は標準ぐらいだったが、特に乱れたところもなく水準以上だった。猫猫の職業をなりわいとしているところも非常に好感が持てました。複雑な家庭に育っているところも、気の毒であり同情できる点でした。ただ一点 猫猫の声優さんが某人気推理ものシリーズの方とかぶっているような気がして、そこだけが気になりました。
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