何回、泣いただろう。
大罪を犯し、その罪を許されたミランジョ。
盲聾の人が外を歩き、指文字で会話する。
障がい者の外出を『はずかしい。邪魔。ウザくね?』と言わせない国。
影ちゃんが文句を言いながら森の婆さんの世話をしたり。
影ちゃんのママの強さ❤️影ちゃんの憧れた剣士の清々しさ✨
闇の三兄弟の、不死の鬼となった弟を助けたい長男の覚悟。
何より、ボッジの愛。
ボッジを愛する家族の愛。
ありのままの自然を愛する『音の無い世界』
『光の溢れる温かい世界』
うれしくて泣くことができて、このアニメに出会えたことが嬉しい。
台詞の「間」の取り方、会話のテンポが素晴らしい。
台詞の無い時に、想いがこみ上げてきちゃって、うれし涙が止まらなかった。
人物の動き、表情、槍のシナリ、着地の質量…
心理描写だけじゃなく、動作、所作が、どんな重みがあるのかを ありありと魅せる。
セル画、CGを使ったアニメでありながら、インドネシアの影絵劇を思わせる絵面もあった。見せ方が面白い✨
美男美女がただ喋って、アイテムを見せびらかすだけの薄いアニメと全く違う。
ただ、受け取る側の基礎知識や感性も問われる作品かもしれない。
生産性、効率性の低い障がい者は不要。って信じてる人は一定数 存在してるし、
気に入らないヤツは皆殺し👍️て人も居る。
そんな人には何も伝わらない作品かもしれない。
そんな人にこそ、いつか心に刺さってほしい作品でもある。
愛する事は、学ぶぞ!って自分で学びに行かなきゃ学べない。
教えて。って待ってたって、『これが愛だ。』ってのは答えがない。命の数だけ愛のカタチがあるから。
盲聾の人、ひとりぼっちじゃなかった。
笑顔で『ありがとう。』他者からの愛をキャッチしてる自覚があるからこその、ありがとう。
ひとりぼっちの人は、愛されていても『愛されていない』と錯覚しちゃってる可能性もあるから。
広い世界を知ることは、自分自身を見つけることにもなる。