げるにか

昭和元禄落語心中 -助六再び篇-のげるにかのレビュー・感想・評価

4.9
受け継がれる意思、業の肯定、ほのかに明かされる真実。前作を踏まえた上で演じられた芝浜や死神に箔がついてたし、何より登場人物の上達に合わせた演技に膝を打った…素晴らしい。

死に場所を求めてた八雲が助六と邂逅したシーンが救い以外の何物でもなく、死をもって解放された男の人生と解釈すると恐ろしく腑に落ちた。

大好きな作品です。
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