滝和也

悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~の滝和也のレビュー・感想・評価

3.5
悪役令嬢と検索したら
山程でてきた(笑)
こちらも最早
なろう系一ジャンル。

最強チートの
元悪役令嬢と言う
転生者パターンは如何に。

「悪役令嬢レベル99〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜」

悪役令嬢(笑)いいですよね~。古くは大映ドラマにいた片平なぎさや賀来千香子を筆頭に…健気な主人公をいじめるイイトコのお嬢様(笑)とんでもなく古い話から入りましたが、悪役令嬢の歴史は実は50年前でもあたり前、由緒正しいものなんです。故に乙女ゲームでも、ファンタジーでもいて当然。故にそのポジに転生しちゃうのも当たり前なんですね。(暴論です)

当然悪役令嬢は破滅しますから、どうやってその正当なゲームコースから抜け出すかが基本のギミック。今作はゲームストーリーに入る前にレベル上げて強くなっちゃえ、です。

故にストーリーのキャラ設定(強すぎ…魔王じゃね?こわ!)及びそこからくる考え方のギャップが笑いのツボ。こんくらい平気かな…いや死ぬから!みたいな。つまりチート系の笑いと破滅からの脱出のための行動が肝になってます。普通は片方だけですから…それなりに楽しい。また二頭身キャラも可愛かったですからね。ファイルーズあいさんの冷静なツッコミも笑いのツボです(笑)

方や可哀想なのは本来のヒロインや相手役の王子様。魔法学校が舞台になる乙女ゲームですのでクラスのヒエラルキートップの松潤や小栗旬はヒロインより。(笑)花男みたいです。でも…冷静なもと悪役令嬢でラスボス様から見るとヒロインはあざとすぎだし、王子様たちは馬鹿すぎて…話にもならない。途中王子様かヒロインばかりにかまけ、評判が悪くなるというタームがあり、あぁ見る方向が違うとこんなもんかと納得…。

まぁクソ強い魔神みたいな子に惚れてしまう子もいたりして中々楽しんでみれました。さて悪役令嬢の世界を何本か楽しんでいきますかね…(笑)
滝和也

滝和也