黒石翔太

けいおん!の黒石翔太のレビュー・感想・評価

けいおん!(2009年製作のアニメ)
5.0
やっとこさ視聴

超有名なHTTこと放課後ティータイムがあっさり決まったことに驚いた。
ふわふわ時間などの歌をを澪が作詞していたことにも驚いた。
アニメ史に残る名作なのも納得。
毎回思わず声を出して突っ込まずにいられない!ぐらいほわほわで面白かった。
視聴前はKeyに近い系の作品なのかと思いきや拍子抜けなほど日常系だった。
全く練習してないじゃないか!と初めは考えたが、我々は彼女達の青春の切り抜きを観ているにすぎないのであって決して練習していないわけではない。(多分💧)
最終回を見るとこれまでの日常こそがかけがえのないものだと気付かされる。
誰しも友人との談笑のような放課後の時間を思い出すのではないだろうか。
特に唯が試験そっちのけで🎸を弾いたり夏合宿の夜に1人練習していたりしたシーンは好感が持てた。
平沢姉妹のNatural Bornがすごかった。
あずにゃんが人気な理由がわかった。
紬、ベンチでハブられたり財布ATMなどと散々な言われよう不遇な扱いだがmoney powerのゴリ押しや箱入り故の常識のずれがとても面白かった。彼女がいなかったら唯が🎸を買うことも合宿にいくことも放課後お茶をすることもできなかった。
律、部を引っ張るリーダーであるだけでなく、親友の澪にらしくない行動を取るシーンから独占欲や重さを垣間見ることができ律の魅力が増して個人的にかなり刺さった。

前半も面白いのだが、あずにゃんが合流してから加速度的に物語が面白くなっていったように思う。
ボケツッコミのバランスが取れ、先輩後輩の掛け合いが見られるようになり、より部活動らしくなった。
最終回文化祭でのふわふわ時間のリベンジには流石にくるものがあった。

当時はMステ事件が起きたりサブスクが無かったりと今とかなり時代が違うのでぼざろと比較できないのも理解できた。
共通項はどちらも歴史に残る素晴らしいアニソンが生まれたということだろうか。
特にけいおんの方は内容のゆるふわさとの緩急で風邪を引くほどの楽曲の完成度の高さ✨
ぼざろとはまた違ったスマホのない平成の一時の青春がここにはある。
また2周3周と観たくなるアニメだった。

深夜テンション長文で失礼。
黒石翔太

黒石翔太