TETO

魔女と野獣のTETOのネタバレレビュー・内容・結末

魔女と野獣(2024年製作のアニメ)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

設定として、死の定義がしっかりとしていて面白かった。
魂というものが存在し、魂が輪廻していることが既知となっている世界だった。
そんな世界で決して輪廻の輪に戻れないが一時の復活をすることのできる死霊となることができる。
死霊とまでなって尽くそうと思える人がいることにとても尊さと綺麗さを感じた。
自分だったら間違いなくできない選択肢だと感じる。
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アニメ分析になってしまうが、このアニメは正直面白くなかった。
面白みがあまり感じなかったが、自分が面白みを感じない理由がはっきりと分からなかった。
色々考えたが、もっとも大きな理由はギャグ描写がないことだと感じる。言ってしまえば、緩急がない。ギャグ描写があるとシリアスとの緩急で感情の起伏が激しくなるが、ギャグ描写がないと難しいのかなと感じる。
ジャンプ系の作品然り、なろう系の作品然り…。
進撃の巨人などはギャグ描写少ないと感じたが、あれは凄かった…。
面白い理由を考えるよりも面白くない理由を考えるほうが難しい気がする。
ギャグ描写がないから面白くないっていうのもなんか違う気がするし。

追加分析
世界観に入り込めなかったからだと考える。能力や世界観の説明が足りない。主人公たちの関係性もわからないのに、新たな登場人物が現れる。
更に死の輪廻というものがあるため、死がリアルに比べて軽くなるはずなのに重くしようとしている。(死霊は逆に良かった。)

現実の世界を漫画の舞台にする(呪術廻戦、チェンソーマン、東京喰種など)に比べて全く別の世界を舞台にする(進撃の巨人、メイドインアビスなど)は世界の説明が必須だと感じる。その分、制作難易度が急激に上がるとも感じる。
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