とても面白く登場人物がどれも魅力的で一気見した。
物語の筋道としてはこっちの方がいいなと思う所はあったが、細やかな話の運びはとても好み。演出かな？
海外で作られたものということで日本人の感性や価値観とやや違いが見られ、また時代劇ファンタジーというよりかは和風ファンタジーとして観た方が時代考証には悩まされないと思う。
物語ひとつひとつには深みがあり、そこらの日本アニメよりよく調べられていると感じた。
また現代の世界から見た日本国と日本人というものが描かれている印象を受け、ああ海外の人もそのように受け取っているんだな、と。
↓ネタバレ
（たださすがに将軍が危機のときに誰も庇おうとしなかったのはどうか…泰造はなんのお役目をもらったんだよ…忠犬じゃないんかい……
所々に、現代日本人は危機意識がなく危険が目の前に現れても棒立ちする、という意識が採用されていて、この時代はちゃうやろ…とちょっと不満だった。てまぁ自分好みにしたら展開が全然変わりそうだが、作品を楽しむことのひとつとして他人の価値観を見ることにあると思うので、やはり楽しめたもん勝ち）
まぁとにかく、最近の意欲作はゴジラもしかり現代の人たちが現代の情勢に思うことを作品に昇華させたりしているので、それはそれでリアルタイムで観る者にとっては面白く楽しいです。
作品を評価する視点として、
① 作品への魅力、没入感、感動
② 作品の完成度
③ 作者、制作者の考え方
の３つに分かれそうだなぁと。全部が全部完璧だったらそれはそれで息が詰まりそうだが。
