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キャプテン・レーザーホーク:ブラッドドラゴン Remixのhiloのレビュー・感想・評価

3.3
Ubisoftというゲームスタジオのキャラクターを使って作った同人作品。
公式がガッツリ関わって作っているはずなのに、マジで同人レベルの出来。

というのも、Ubisoft代表作のキャラを出してはいるけど、基本的に名前を借りただけという状態で、原作の原型は全く無い。

主人公のレーザーホークでさえ、原作では90年代アクション俳優みたいなビジュアルだったけど、今回は細マッチョのロン毛に変更。
レイマンだけビジュアルも保ってるけど性格が…。

ストーリー上、アクションゲームのキャラだけかと思いきや、Just Danceが小ネタに入ってたりとそのへんのファンサービスはしっかりしている。

ストーリーはだいぶメチャクチャで、演出は凝ってはいるけど効果的に使われてない印象。
実写取り込みのシーンはマジで意図が謎。
視聴者を混乱させたかったんだとは思うけど…ダラダラ続けるようなものではないかな。

あとWWEレスラーのコーディが本人役で出演しているのも謎。
昔のWWE(WWF)のロゴが劇中に出てきたりとだいぶ優遇されてるけど、他にレスラーキャラが出てくるわけでもなく意図は不明。
(いくつかのUbisoftゲームでWWEとコラボはしてたみたいだけど…)

という感じでとにかく全ての要素が噛み合ってないし、ゲームキャラの原型も無いしで監督の趣味を闇鍋にしたような作品。
だから私はこれを「同人作品」と呼びます。

カオスな作品が好きな方はぜひ。
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