馮美梅

ただいま、おかえりの馮美梅のレビュー・感想・評価

ただいま、おかえり(2024年製作のアニメ)
3.0
ついにアニメでオメガバースの作品が放送される日が来るなんて。
その記念すべき1作目が「ただいまおかえり」シリーズとは。

オメガバースというのは世界に3種類の性別があるということで
α(アルファ)希少な性の一つで身体能力・頭脳など優秀なものを持っている人たち。
β(ベータ)所謂、今この世界の性別と同じ人たち。
Ω(オメガ)希少な性の一つで、男性でも女性でも妊娠可能で、思春期を迎えると発情期(ヒート)が3か月に1度、1週間くらい起きる。その時アルファを誘発するフェロモンが発せられるため、時に性的暴力を受けたり、発情期が定期的にあるため社会生活を送ることも大変なこともあるが、発情期の時にαがΩの頸を嚙むことで番になり、番になるとΩのフェロモンは番のαにしか匂わなくなるが、他の人と性交渉などは拒否反応などが出て出来ない。

普通の同性愛の物語とは少し違います。
この作品は、すでに番関係が成立して夫夫として子供も授かっています。
主人公の真生(まさき)はΩということで過去に色々あり、物事をネガティブに考えがちになってしまうが、息子の輝(ひかり)がいつも朗らかで家族を笑顔にしてくれる存在。

以前住んでいたところで色々つらい思いをしたまさきの為にαで夫の弘(ひろむ)は環境を変えるために引っ越をしました。

新しい環境でいろんな人と出会い、息子の輝の成長が基本的にほのぼのと描かれていく育児アニメみたいな感じかな?

とにかく、弘の家族(アルファ家系)との関係、お隣さんの息子さんとの関係、弘の友人との関係、輝と仲良くなる満(みちる)とその家族の関係などが輝を中心に展開していくと思います。

子供たちが本当にかわいいので、あまり気負わずほのぼのした気持ちで楽しんでみてほしい作品です。
馮美梅

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